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ケンコーコム、シンガポール販売サイトを月内閉鎖へ

最高裁判決勝訴を受け、在庫はすべて廃棄

原 隆

 健康食品や医薬品のEC(電子商取引)事業を展開するケンコーコムは、シンガポールの子会社が開設していた一般用医薬品販売サイト「ケンコーコムSG」を1月中に閉鎖することを決めた。厚生労働省の省令によって規制されていた国内の一般用医薬品のインターネット販売が1月11日、最高裁判所判決によって解禁されたため。同社の後藤玄利社長が日経ビジネスの取材に対して明らかにした。

 ケンコーコムが100%子会社としてケンコーコム・ドット・コム シンガポールを設立したのは2009年9月。同社はシンガポールを拠点として10月26日、日本国内向けに健康食品や医薬品の販売を始めた。

 ケンコーコムが海外拠点の設立に動いた背景には、2009年6月1日に施行された改正薬事法の影響がある。厚労省が施行と同時に公布した省令によって第1類、第2類の一般用医薬品のネット販売が規制を受けたことから、同社は空輸で商品をシンガポールに運び、ケンコーコムSGを通じて国内の消費者向けに販売していた。

 2013年1月11日に最高裁判所がネット販売を認めた二審判決を支持して国の上告を棄却。一般用医薬品のネット販売を国内で再開できたことから、ケンコーコムSGは役割を終えたと判断し、サイトの閉鎖を決めた。シンガポールの在庫は「国内に輸入できないため廃棄処分する」(後藤社長)という。

 シンガポール子会社は、今後、アジアでの事業展開に備えて存続させる考えだ。