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第3話「日本は身の丈をわきまえている。そこが歯止めになっている」

2011年11月16日(水)

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前回までのあらすじ

 特許を巡るトラブルでビジネスを一からやり直すことになった団達也。自分の会社、MTCを手放した後、東京の自宅にこもって読書三昧の日々を過ごしていた。

 一緒に働いていた細谷真理はリンダのもとへ、金子順平はタイへ、そして沢口萌はマレーシアへとそれぞれの道を求めて去っていった。

 真理はリンダに鍛えられていたが、あまりの厳しさに気持ちが折れかけていた。また、金子が身を寄せていたタイのソムチャイの工場は、洪水で大きな被害を受けた。ソムチャイは金子にクアラルンプールのタンのもとへ行くように言った。

 達也は恩師、宇佐見の友人だったイスタンブールのサーディのもとへ行った。サーディは新しいエネルギーについて達也と語り合っていた。

ロンドン

「やはり…」
 ジェームスは新聞にでかでかと書かれた記事を見て、戦慄を覚えた。あの日豊自動車の粉飾が明るみに出たのだ。そして、そのきっかけとなったのは社長になったばかりの湯浅の解任だった。

「ユアサは、たしかダンの友達だった…」
 ジェームスは、達也から湯浅のことは聞いていた。社長になったのだが、半年もたたないうちに解任されてしまった。

 ジェームスは日豊自動車のアニュアルレポートを開いた。
 実は、ジェームスが勤めるエジンバラ投資会社も日豊自動車に投資している。しかも、筆頭株主だ。そんなわけで、ジェームスは投資を始めた2007年からずっと財務状況をウォッチし続けていた。

 今思うと、おかしいと思ったことはあった。

 最初は2008年のバランスシートだった。その年、無形資産は一気に3000億円増え、4000億円になっていた。うち3000億円が「のれん」だ。

 「のれん」は会計上の専門用語で、企業を買収する際に、買収会社を時価で再評価した際に生じる評価益のことだ。つまり、買収会社の純財産(資産から負債を差し引いた金額)より高い金額で株式を購入した時、プラスの「のれん」が生じるのだ。

 買収価額>被取得企業の純資産

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「第3話「日本は身の丈をわきまえている。そこが歯止めになっている」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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