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第8話「世界は恐慌の渦に巻き込まれるのでしょうか」

2011年12月28日(水)

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前回までのあらすじ

 団達也は恩師、宇佐見の友人だったイスタンブールのサーディを訪ね、語り合っていた。達也に、恩師である宇佐見と語り明かした若い頃の気持ちがよみがえっていた。

 MTCで働いていた金子順平は、タイのソムチャイの工場へ行ったが、洪水の影響でマレーシアのタンの会社に行った。タンの実家では、沢口萌が家族と一緒に暮らしていた。タンは萌に、金子の研究を支えてほしいと言った。

 萌はクアラルンプールにやってきた金子を食事に招待した。

 日本では日豊自動車の粉飾決算が明るみに出て、社長の湯浅は解任された。その後、湯浅は社長に復帰。調査委員会の報告書も公にされた。

 技術畑一筋に歩んできた湯浅は会計の知識は浅かったが、会計士の西郷に幾度となくアドバイスを受けることで、不正を見抜くことになった。

 湯浅は、社長に復帰した後も、西郷と面会を重ねていた。

湯浅と西郷

「知らなかったとはいえ、恥ずかしい限りです」

 湯浅はそう言って肩を落とした。ガバナンスのことだ。取締役のお目付役のはずの監査役が、粉飾決算の張本人だった事が判明したのだ。

 日豊自動車は、3社の株式取得を進めていた。その際、事業価値より高く買収し、支払った資金の一部を「飛ばし」で隠した損失の穴埋めに回していた。監査役は、この買収を承認する審査報告書を独断で作成しただけでなく、穴埋め工作の中心人物だったというのだ。

 監査役がなぜ重要かというと、会社法は取締役に強大な権限を与えており、それが乱用されれば企業のコンプライアンスがおろそかになる危険性があるからだ。 そこで御目付け役の制度として、監査役が設置されるようになったのだ。

 そこで、株主に代わり、取締役の職務をチェックする機関として監査役が設置されるようになった。

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「第8話「世界は恐慌の渦に巻き込まれるのでしょうか」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授