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第11話「ちょっと待ってください。IFRSの導入には反対ではないんですか」

2012年1月18日(水)

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前回までのあらすじ

 細谷真理は、上海のリンダのもとで英語とビジネスの特訓を受けていた。投資銀行で勤めるジェームスは、成長した真理に目を見張った。

 団達也は恩師、宇佐見の友人だったイスタンブールのサーディを訪ね、自分がこれからどんな事業をすべきなのか、世界経済、そして日本経済は今後、どんな問題を抱えることになるのかについて語り合った。

 この対話を経て、達也は自分が取り組むべき課題は、新しいエネルギーの開発に携わることだと気づいた。

 日本では日豊自動車の粉飾決算が明るみに出て、社長の湯浅は解任された。その後、湯浅は社長に復帰し、会社の再建に臨んでいた。湯浅は、会計士の西郷と面談を重ね、経営改革のプランを考えていた。

西郷の事務所

 新年を迎えて早くも3週間が過ぎた。顧客とのアポイントメントがキャンセルとなった連絡を受けた湯浅は、運転手に豊橋に向かうよう命じた。西郷は気が置けない仲間だと、湯浅は勝手に思っている。

 相談したいことがあった。前社長の粉飾工作は、信じがたいほどのダメージとなって、日豊自動車の体力を削ぎ落してしまった。どうにか上場廃止は免れたとはいえ、この痛手を癒すのは容易ではない。湯浅には、会社を再度軌道に載せる責任があるし、周りも期待している。社長の座を放り投げるわけにはいかないのだ。

 湯浅には夢があった。ポスト電気自動車(EV)で日豊自動車をトップ企業に成長させるのだ。2012年に入ると、アメリカ勢はこぞってEVの新製品を発表した。もう一度、世界の自動車市場のリーダーに返り咲こうとしている。

 日米の自動車メーカーだけではない。韓国もヨーロッパも、虎視眈々と覇権を握ろうとしている。ここで消耗戦に挑むつもりはない。それより、以前から温めてきた燃料電池車の開発に拍車をかけることだ。実用化にこぎつけるには、あと5年、もしかしたら10年以上かかるかもしれない。しかし、湯浅の頭の中には実用化のシナリオは出来上がっている。だが、日豊自動車の現状が、湯浅の夢の最大の障害物として立ちふさがっている。

「熱血! 会計物語~団達也が行く season3」のバックナンバー

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「第11話「ちょっと待ってください。IFRSの導入には反対ではないんですか」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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