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第18話「おそらくは自動車三つどもえの戦いが始まるでしょうね」

2012年3月7日(水)

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前回までのあらすじ

 MTCで働いていた金子順平は、マレーシアのタンの会社に移り、タンのもとで暮らしていた沢口萌と再会した。金子は、タンの会社で新たな研究を始めるつもりでいた。

 金子のもとにUEPCの間中が訪れた。金子を自社にスカウトしようと考えていたのだ。間中は、達也は既にイスタンブールからパリに向かったことを金子に告げ「もうあなたたちのことなど忘れているんですよ」 と言った。

 日豊自動車の社長に復帰した湯浅は、会計士の西郷と定期的に話をする機会を作っていた。湯浅は、電機大手の不振のサニック社とアップルの違いについて、西郷の解説を聞いていた。

パリ

 達也はシャトレ駅で地下鉄を降り地上に出た。街は厚手のコートを着た学生と観光客であふれていて、至る所にレストランや土産物屋が軒を連ねていた。ここは大学と観光の町、カルチェ・ラタンだ。達也はサン・ジェルマン大通りを渡り、サーディから教えられたレストランを目指した。

 それは、イスタンブールで達也がサーディから最後の食事に招かれたときのことだった。

 「これできみと会えなくなると思うと残念でならないね。私は、ウサミがきみを誇りにしていたわけがよく分かった。実に楽しい時間だった」

 「とんでもありません。ボクの方こそお礼を言わなくてはなりません。会社が人手に渡ったときは、これからどう生きていけばいいのか、見当もつかなかったんです。でも、あなたと出会えたことで、目の前に道が開けてきました」

 「で、これからどうするのだね」

 「フランスかドイツに行ってみようと思っています。次世代のエネルギーを考えるには、一番ふさわしい場所のような気がして……」

 すると、サーディは笑みを浮かべて言った。
 「実は、私にも自慢の弟子がいるんだ。ミミと言ってね、私が第六パリ大学で教えていたときの教え子なんだ。きみの力になってくれると思う」

「熱血! 会計物語~団達也が行く season3」のバックナンバー

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「第18話「おそらくは自動車三つどもえの戦いが始まるでしょうね」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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