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第19話「だからこそ、化石燃料に頼らない次世代のエンジンが必要なんです」

2012年3月14日(水)

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前回までのあらすじ

 団達也は、イスタンブール大学で物理学を教えるサーディ・エルグンのもとに滞在し、新しいエネルギーについて語り合っていた。サーディは、達也の恩師、宇佐見の友人であり、UEPCの顧問弁護士であるキース・ジャクソンの友人でもある人物だった。

 達也はサーディとの長い議論を経て、パリへ行くことにした。サーディのすすめで、パリ第六大学にいるミミに会うためだった。

 日豊自動車の社長に復帰した湯浅は、会計士の西郷と定期的に話をする機会を作っていた。

 MTCで働いていた金子順平は、マレーシアのタンの会社に移り、タンのもとで暮らしていた沢口萌と再会した。金子は、タンの会社で新たな研究を始めるつもりでいた。

 そんな金子のもとにUEPCの間中が訪れた。金子を自社にスカウトしようと考えていたのだ。間中は、達也は既にイスタンブールからパリに向かったことを金子に告げ「もうあなたたちのことなど忘れているんですよ」と言った。

カルチェ・ラタン

 「きみがサーディの…」

 「そうよ。先生は寝る暇もなく核融合の研究に没頭していた。私は助手として5年間指導を仰いだわ。あなたは先生の弟子ではなさそうね」

 ミミは首を傾げた。

 「どうして分かった?」

 「だって、さっき先生のことをファーストネームで呼んだでしょ」

 「彼がファーストネームで呼んでくれって言ったんだ」
 ミミは首を大きく左右に振った。

 「大学の教授の中には自分をファーストネームで呼ばせる人もいるけど、あの先生は自分が認めた相手以外は、絶対にファーストネームでは呼ばせなかった」

 「確かにボクが留学していたアメリカの大学にもファーストネームで呼ばせない教授がいたな。私はプロフェッサーだよって、言う人が」

 「でも、私はあの人を尊敬していたから、違和感はなかったな。私が助教になった時、彼が言ったの。『これからはサーディと呼んでくれ』って。私もあなたにマドモアゼール・ミミと言わせるつもりだったのよ。でも、先を越された」
 と言って、ミミは初めて笑みを浮かべた。

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「第19話「だからこそ、化石燃料に頼らない次世代のエンジンが必要なんです」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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