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第22話「TPPに参加してもドル安政策をとられたらひとたまりもありません」

2012年4月4日(水)

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前回までのあらすじ

 日豊自動車の社長に復帰した湯浅は、会計士の西郷と定期的に話をする機会を作っていた。

 MTCで働いていた金子順平は、マレーシアのタンの会社に移り、タンのもとで暮らしていた沢口萌と再会した。金子は、タンの会社で新たな研究を始めるつもりでいた。

 そんな金子のもとにUEPCの間中が訪れた。金子を自社にスカウトしようと考えていたのだ。金子は、間中の誘いを受けるつもりでいた。

 かつて、達也と一緒に働いていた細谷真理は、上海のリンダのもとでビジネスパーソンとしての特訓を受けていた。リンダのもとには、旧友のジェームスが訪れて3人で日本の金融問題などについて議論を重ねていた。そんな中、真理はジェームスに自分をロンドンに連れて言ってほしいと言った。

西郷と湯浅

 湯浅は西郷と頻繁に会うようになっていた。最近は、日豊自動車と直接関係を持たない西郷の意見は、湯浅にとってなくてはならないものとなっていた。

 その日も、二人は行きつけの料理屋で忌憚なく話し合っていた。

 「やっと円安基調になってきたようですね。日豊自動車にも追い風ではありませんか」
 西郷が聞いた。

 「円安が続いてくれたら、と祈る気持ちです。為替を予測するのは本当に難しいんですよ。しかも、為替予約をしてますから、円安に振れたといってすぐに利益が増えるわけではないんです」

 最近1ドル84円前後で相場は推移している。1ドル80円で予約した部分については、円安のメリットは先送りされるということだ。

 「著名なエコノミストでも、為替の動きを正確に予測できる人はおそらく一人もいないのではないでしょうか。弊社もこれまでの円高対策で、体力をすり減らしてきました。通貨安政策をとり続けている韓国の企業はうらやましい限りです」
 と言って、湯浅はビールを一口飲んだ。

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「第22話「TPPに参加してもドル安政策をとられたらひとたまりもありません」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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