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礼儀作法の習慣は考え方に大きな影響をおよぼす

【16】仕草

  • アラン

  • 村井 章子

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2012年5月17日(木)

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【15】死についてから読む)

今日の一言

お辞儀やほほえみといった動作には、反対の動作、たとえば怒りや不信や悲嘆を表す動作をできなくする、という好ましい効果がある。

 どんな凡庸な人間も、自分の不幸を演じるとなれば大芸術家になる。胸が締め付けられるとよく言うように、腕で胸をなお一層締め付け、ありとあらゆる筋肉に力を入れる。敵などどこにもいないのに、歯を食いしばり、胸を反らし、拳を天に突き上げる。こうした物騒な動作は、たとえ外に表れないとしてもこわばった体の内側にひそんでいるのであり、それだけになおのこと危険である。

 なかなか眠れないときなど、同じ考えが際限なく繰り返し浮かんできて驚くことがある。しかもそういうときは、だいたいが不快な考えである。こういういやな考えを呼び出すのがあの秘められた動作であることは、断言してもいい。あらゆる心の病に、そして体の病気の初期症状にも必要なのは、体を柔らかくして動かすことである。この治療法でたいていのことには間に合うはずだが、誰もそうは思っていないらしい。

 礼儀作法の習慣は考え方に大きな影響をおよぼす。やさしく親切に快活にふるまうなら、それは不機嫌に対して少なからぬ効果があるし、胃の痛みに対してさえよい手当てになる。お辞儀やほほえみといった動作には、反対の動作、たとえば怒りや不信や悲嘆を表す動作をできなくする、という好ましい効果がある。社交、訪問、儀式、祝祭などが好まれるのはこのためだ。こうした場は幸福を演じる機会を与えてくれ、この種の喜劇は確実に私たちを悲劇から解放してくれる。これはすてきなことだ。

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