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未来を知りたがる病は退治する必要がある

【25】占い

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2012年5月30日(水)

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【24】自分の未来から読む)

今日の一言

あまり先のことは考えず、足下のことだけを考える方がよい。

 知り合いの男が手相を見てもらったことがある。退屈しのぎに運勢を知りたくなっただけで、信じるつもりはないと言っていた。だがもし事前に相談されていたら、きっと私は止めていただろう。なぜならそれは、危険な退屈しのぎだからである。

 まだ何も聞いていないうちは、信じないと言うのはたやすいし、たいていの人がそう言うだろう。そもそもその時点では、信じるべき何物もない。聞いた後に信じないでいることは、始めはたやすいがだんだんにむずかしくなる。そして占い師はそのことをよく知っているのだ。「信じないとおっしゃるなら、何を怖がるのですか」と誘って罠を仕掛ける。私自身のことを言えば、信じてしまうことが怖い。いったい何を言われるかわからないではないか。

 占い師は、自分の言っていることを信じているのだと思う。もしほんの気休めを言うつもりなら、誰にでも予測のつくようなありきたりのことを、どうとでもとれるように伝えるだろう。「いくらか厄介ごとに見舞われ、小さな失敗もします。ですが最後は成功なさるでしょう。敵も作りますが、いつかはあなたが正しいことを相手も認めますよ。それまでの間、誠実なお友達があなたをずっと支えてくれるでしょう。あなたのいまの心配事については、近いうちにきっと一通の手紙が来て……云々」。これならいくらでも続けられるし、誰にも害はない。

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