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禁じ手を使いたくなるほど「めちゃめちゃおもしろい」本

『小田嶋隆のコラム道』/『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』

  • ザ・絶賛エディターズ

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2012年7月4日(水)

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 本の面白さを一番よく知っているのは、作り手である書籍の編集者だ。このコラムでは、ベストセラーを生んでいる編集者諸氏に、自ら手がけた本と、他の方の手になるお薦め本を紹介してもらいます。自分の仕事も他人の本も絶賛!本日もオンライン堂へ、ようこそ。

【私が編集した本読んで下さい!】

『小田嶋隆のコラム道』担当・ミシマ社代表 三島邦弘

小田嶋隆のコラム道』小田嶋隆著、ミシマ社

「なんだかわからないけどめちゃめちゃおもしろい」

 何を隠そう、この一文こそ、『小田嶋隆のコラム道』の帯コピーです。
 ある書店員さん・Oさんからもらった感想をそのまま使わせていただきました。
 が……。

 本来、「おもしろい」本を「おもしろい」と伝えるのに、「おもしろい」という表現を使うのは反則というものでしょう。

「さすがに芸がないんじゃないの」

 そう思われた方もいらっしゃることと思います。
 たしかに。私も全面的に首肯します。

 もし私がある大手出版社の編集長だとします。で、編集部の新人君が「これ、どうっすか?」とか言ってこのコピーをもってきたら、おそらく私は間髪おかず一喝するでしょう。「あかん!」。この一喝は、「あかん、あかん!」と二喝、三喝に展開することも多いにありえます。

ザ・禁じ手

「君、ちゃんと小田嶋さんの原稿を読んだのかい? 小田嶋さんは言っているじゃない。コラムは着地が大事。くるっとまわってパッ。意地でも回転して着地しろ、と。編集者も同じ。編集における「着地」は、この帯コピーに当たるだろう。なのに、これじゃ、着地どころか、そもそも、くるっと回転すらしてないよ。飛んだはいいけど、回転もせずに足から着地。ダメダメ、全然ダメ!」

 完全なるダメ出し……。それほどこのコピーは編集者的に「ありえない」ものです。
 なのに、実際のところ、「おもしろい」を前面に押しだしたコピーを採用した。新人君を完膚なきまでにやっつけた、あのコピーを。
 言いかえれば、禁じ手を使った。
 そういうことです。

 禁じ手――。「相撲、将棋、囲碁などで使ってはいけない手」のことを指し、使えば「反則負け」となる、文字通り「やってはいけない」手法。

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