• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

学問とは、知覚し、旅をすることである

【51】遠くを見よ

  • アラン

  • 村井 章子

バックナンバー

2012年7月5日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

【50】着手から読む) 

今日の一言

人間の目は近くを見るようにはできていない。自分のことを考えるのはやめて、遠くを見ることである。

 憂鬱になった人に私が言えるのは、一言しかない。「遠くを見なさい」ということだ。鬱になる人の大半は、本ばかり読んでいる人である。だが人間の目は、そんなに近くを見るようにはできていない。目が癒されるのは、もっと大きな空間を見渡すときである。星や水平線をながめるとき、目はのんびりとくつろぐ。そして目がくつろぐと頭は自由になってよく働くようになるし、体全体もくつろいで内臓もゆったりとする。

 だが、意志の力でもって無理にくつろごうとしてはいけない。意志の力で自分を動かそうとすると、まちがったところを伸ばしたり引っ張ったりして、最後は喉が詰まったりしかねない。自分のことを考えるのはやめて、遠くを見ることである。

 憂鬱が病気の一種だというのはほんとうだし、ときには医者が原因を探し当てて治療してくれることもある。だが治療を受けるとなれば身体に注意が向き、医者の言うとおりにしようと気を配るので、せっかくの治療の効果も結局は台無しになってしまう。そこで賢い医者は、患者を哲学者のところへ行かせるかもしれない。だが哲学者の元へ駆けつけて出会うのは、やっぱり読んでばかりいて近視眼的な思考にとらわれた、あなた以上に陰鬱な人間なのである。

コメント0

「「幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ」毎日読むアラン『幸福論』」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官