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不幸に飛び込むのではなく自分を慰めること

【62】自ら災いを招く人

  • アラン

  • 村井 章子

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2012年7月23日(月)

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【61】死者の祭礼から読む)

今日の一言

身投げをするように不幸に飛び込まず、全力で自分を慰めることである。真剣にそれに取り組んだ人は、思っているよりずっと早く慰めが得られるだろう。

 むやみに咳を出そうとじたばたしている人は、そうすれば喉のかゆみがとれると考えているのだろう。だがそんなことをするものだから、却って喉を刺激し、息を切らしてへとへとになってしまう。だから病院や療養所では、患者に咳をしてはいけませんよと教える。まず、できるだけ咳を我慢すること。咳が出そうになったらすかさず唾を呑み込めば、もっとよい。呑み込もうとすれば、出す動作はできないからだ。それから、喉のいがらっぽさを気にしたり怒ったりしてもいけない。そんなものは、放っておけばひとりでにおさまってしまうものである。

 同じように、我と我が身をかきむしり、かすかな苦痛の混じったある種の快感を味わう患者もいる。この人たちは、その代償に、あとからひどく痛い思いをすることになる。力いっぱい咳を出そうとする人と同じく、力いっぱいかきむしる人も、自分に対して一種の狂乱状態になっている。こうして自ら災いを招いているのである。

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