• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

人生の小さな不幸を自慢しないこと

【73】上機嫌

  • アラン

  • 村井 章子

バックナンバー

2012年8月7日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

【72】悪口から読む)

今日の一言

人生の小さな不幸を触れ回ったり、自慢したり、大げさに騒ぎ立てたりしないことだ。

 もし私が道徳論のようなものを書く羽目になったら、上機嫌を第一の義務に挙げるだろう。どこかの残忍な宗教は、悲しみは偉大で美しいとか、賢者は自らの墓を掘りつつ死について考えねばならぬなどと教えている。

 私は10歳の頃、トラピスト会修道院を見学したことがある。そこで、修道士たちが毎日すこしずつ墓を掘っているのを見た。また葬礼用の礼拝堂では、生者を信仰に導く目的で、死者をまる一週間ほども横たえておくのも見た。この陰気な光景や死の匂いは、長いこと私につきまとって離れなかったものである。修道士たちは、信仰の証しを立てることに熱心すぎた。

 もっとも、いつどんな理由でカトリックから離れたのか、もう忘れてしまったくらいだから、私の言い分は正確ではないかもしれない。だがそのとき以来、私はこう思っている。「あれが人生の奥義だなんて、そんなことがあるはずがない」と。私は全身全霊を挙げてあの哀れっぽい坊さんたちに反抗し、そして病気から癒えるように宗教から解放された。

「「幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ」毎日読むアラン『幸福論』」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授