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何ごとも憎しみより愛によってするほうがいい

【76】人生最初の愛の讃歌

  • アラン

  • 村井 章子

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[1/3ページ]

2012年8月10日(金)

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【74】健康法から読む)

今日の一言

憎しみからやっていたことをやめて、愛によってしたらいい。悪い演奏をやじるよりも、よい演奏に拍手喝采することである。

 デカルトは、愛という情念は健康によく、憎悪は健康に悪いと言っている。この考えはよく知られているが、根付いているとは言えない。いや正確に言えば、誰も信じていない。デカルトがホメロスや聖書のように世間の嘲笑を超える存在でなかったら、人々はこの考えも鼻の先で笑ったことだろう。

 人間も、行動も、仕事も、愛によってすることと憎しみによってすることが入り混じっている。その混沌の中から、美しいもの、愛すべきものだけをいつも選び出し、憎しみからやっていたことをやめて愛によってするようにしたら、どうだろう。それは、大きな進歩と言えるだろうし、悪しきものを追いやる強力な手段にもなるはずだ。

 具体的には、悪い演奏をやじるよりも、よい演奏に拍手喝采する方がずっといいし、ずっと正しいし、ずっと効果的である。生理学的に言っても、愛は強く、憎悪は弱い。だが情念にとりつかれた人間は、情念について書かれたことをただの一言も信じないものである。

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