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日本の国境・領土問題 解決はできるのか?

2012年8月20日(月)

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1つのテーマにも様々な見方がある。このコラムでは、1つのテーマをめぐって対照的な考え方をまとめた2冊の本を紹介する。今回のテーマは「日本の領土問題」だ。

海洋国家たる自覚を持て

日本の国境
山田 吉彦(やまだ・よしひこ)
新潮新書 714円
ISBN978-4-10-610107-6

 日本は国土面積こそ世界で59番目の広さだが、漁業管轄権や海底資源の調査・採掘権などの主権的権利を持つ排他的経済水域では、世界で6番目の広さを誇る。にもかかわらず、日本が海洋国家だと認識している日本人は非常に少ない。

 そのことに強い危機感を抱く著者は、東京都小笠原村に属する沖ノ鳥島や沖縄県の石垣島、北海道の根室・羅臼といった日本の端部を訪れ、「日本の国境に何が起こっているのか」を、歴史的な解説も交えて詳細にリポートする。

 沖ノ鳥島を構成する北小島と東小島は、合わせてわずか2坪ほどの面積だが、沖ノ鳥島を起点とした日本の排他的経済水域は、日本全体の約10%を占めるという指摘には驚く。実際に「現物」を見た著者の「コンクリートの護岸に守られていなければ今にも砕け散ってしまいそうである」という言葉が生々しい。

 尖閣諸島については、有史以来、「日本以外に領有されたことがない日本固有の領土」と主張し、中国側の言い分は暴論と断じている。竹島は1952年以降、韓国による実効支配が続いているため、「既に勝負がついているようだ」と諦め気味。

 主張そのものはタカ派の部類にくくられるかもしれないが、現状認識や将来に対する展望は冷静だ。沿岸警備の指揮系統の一元化、海洋政策の整理統合の必要性といった提言も一聴に値する。

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