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名医プラトンの二大療法

【85】名医プラトン

  • アラン

  • 村井 章子

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2012年8月28日(火)

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【84】喜ばせるから読む)

今日の一言

運動と音楽は、名医プラトンの用いる二大療法だった。

 運動と音楽は、名医プラトンの用いる二大療法だった。運動とは、筋肉が自ら行う動きのことで、それぞれの状態に応じて内側から伸ばしたり、ゆるめたりすることが目的である。調子の悪い筋肉は、ほこりの詰まったスポンジのようなものだ。だから汚れたスポンジを洗うときのように、水を含ませて何度かしぼってやるとよい。

 生理学者によれば、心臓は中が空洞の筋肉だという。筋肉は網の目のように張り巡らされた血管を閉じ込めており、その収縮と弛緩によって、血管は縮んだり膨らんだりしている。そう考えれば、筋肉一つひとつが海綿状の心臓であり、この貴重な力の源泉は意志の力で制御できる、と言っても悪くはあるまい。

 このため、運動によって自分の筋肉を制御できない人は、血液の流れが乱れてやわらかい部位に集中するのを感じる。こういう人は臆病な人で、理由もなく顔が赤らんだり、頭に血が上って錯乱状態になったり、お腹がゆるんで困ったことになったりする。こんな症状には、筋肉の規則正しい訓練がよく効く。

 そして、このときに効果を発揮するのが音楽である。音楽はダンスの先生のような役割を果たし、バイオリンの音色に合わせて血液の循環を整えてくれる。こんな具合にダンスは臆病を治してくれるだけでなく、ほどよく無理なく筋肉を伸ばすことによって、心臓の負担も軽くしてくれる。

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