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子供たちには幸福になる技術をよく教えなければいけない

【91】幸福になる技術

  • アラン

  • 村井 章子

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2012年9月5日(水)

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【90】幸福は寛大であるから読む)

今日の一言

ちっぽけな悩みや苦しみというものは、それを口にせずにおれば、ずっと忘れていられる。

 子供たちには、幸福になる技術をよく教えなければいけない。不幸が降りかかってきたときに幸福でいる技術のことではない。そちらはストア派におまかせしよう。私が言うのは、まあなんとかやっていける状況で、人生の辛さもせいぜいちょっとした退屈や不愉快というときに、幸福になる技術のことである。

 そのための最大の決まりは、自分の不幸を絶対に人に言わないことである。現在の不幸も、過去の不幸も、だ。頭痛、吐き気、胸焼け、腹痛のことを人に説明するのは、いくら言葉遣いに注意したところで、失礼なふるまいと見なされて当然である。不当な仕打ちをされたとか、落胆させられた、といったことも同じだ。

 子供にも若者にも、そして大人にも、愚痴をこぼすのは他人を不快にするだけだ、とよくよく言い聞かせなければならない。このことは、誰もがすっかり忘れているように見える。たとえ打ち明け話を喜んで聞き、慰めたり励ましたりするのが好きな人が相手だとしても、愚痴はやっぱり相手を鬱陶しくさせる。

 なぜなら、悲しみは毒のようなものだからだ。悲しみを愛することはできても、悲しみをよいものと認めることはできない。この深い感情が、結局はいつも正しい。誰もが生きようとしている、死のうとはしていない。だから誰もが、生き生きと生きている人、つまり満足を口に出し、行動にも表す人を求めている。めいめいが灰の上で不平を言っていないで薪を火にくべはじめたなら、社会はどんなに暖かくなることだろう。

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