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ともかくも幸福になることを誓わなければいけない

【最終回】幸福になるという誓い

  • アラン

  • 村井 章子

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2012年9月7日(金)

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【92】幸福であるという義務から読む)

今日の一言

楽観的でいるためには誓いを立てなければならない。はじめは変だと思っても、ともかくも幸福になることを誓わなければいけない。

 悲観主義は気分に、楽観主義は意志による。気分任せにしていると、人間はだんだんに暗くなり、ついには苛立ち、怒り出す。このことは、ルールのない遊びをしている子供たちを見ていると、よくわかる。遊びがすぐに喧嘩になってしまうのである。これは、無秩序な力がやがては自分に刃向かうからにほかならない。

 じつは上機嫌などというものは存在しない。正確に言えば、機嫌というものはいつだって悪いものである。だから、幸福は意志と自制の賜物と言える。理性は、機嫌にも意志にも奴隷のように従うだけで、当てにならない。

 人間は、気分次第でとんでもないことを構想する。狂人に見受けられるのは、それを拡大したものだと考えればよい。被害妄想に陥った不幸な人の弁舌には、妙にほんとうらしい説得力がある。一方、楽観主義者の口ぶりはおだやかで、いきり立った人の雄弁とは対照的に、気持ちを和ませてくれる。大事なのは話し方であって、言葉そのものには歌詞ほどの意味もない。

 不機嫌なときには、声まで犬のようなうなり声になるが、あれをまず直さなければいけない。身体の中に何か苦しみがあると、身体の外にありとあらゆる悪いものが出てくる。礼儀が政治にとって好ましいルールなのは、このためだ。フランス語ではこの2つの言葉はよく似ており、礼儀を知る者は政治家だと言える。

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