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モールを歩けば経済が、未来が見える

『都市と消費とディズニーの夢――ショッピングモーライゼーションの時代』/『イスラム飲酒紀行』

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2012年9月19日(水)

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【私が編集した本読んでください!】

都市と消費とディズニーの夢――ショッピングモーライゼーションの時代
担当:角川書店 編集局第二編集部 菊地悟

 2年前、入社して7年目を迎えようとする春でした。それまで勤めた営業から書籍編集への異動辞令。どういった方にに執筆をお願いすればいいだろうか――。そこで「原稿をお願いしたい」と最初に思い浮かんだのが、ほかでもない、この速水健朗さんでした。

 とはいえ、目の前の忙しさを言い訳にして、すぐに書籍を依頼できなかった新人編集者。そんな私を尻目に、同年冬に衝撃的な雑誌が発売されました。東浩紀氏を編集長とした「思想地図β vol.1」(合同会社コンテクチュアズ)。創刊号の特集は速水さんが監修という形でかかわった「ショッピングモーライゼーション」。この特集が本書の土台となるのですが、ここで僕は異動直後の「速水さんに書いていただきたい!」という気持ちと、そして、ショッピングモールに「再会」を果たすのです。

ウォルト・ディズニーはモールが大好き

 実は大学時代、私は経営学/マーケティングを専攻、ショッピングモールについても学んでいました。本書でも触れられていますが、2000年まではショッピングモールが全国で増加の一途をたどります。私が大学生だった頃は、それこそ毎月のようにいろんなところに大きな商業施設が出来続けていたのです。百貨店でもなく、商店街でもない。一日中歩き回れる、居続けられるショッピングモール。もはや遊園地に遊びに来ているような感じ、と言えば、その感覚は今でも変わらず通じると思います。

 そして、雑誌「思想地図β vol.1」のショッピングモールの特集。ショッピングモールについて学んでいたという個人的な体験があるにしても、これほど興奮しながら読んだ雑誌もあまり記憶にありません。「郊外」の代名詞として扱われたショッピングモールが今は都市の変化として捉えられるという問題提起、あのウォルト・ディズニーが晩年、死の間際まで熱心に視察を続けていたという事実……。

 サブタイトルである「ショッピングモーライゼーション」という言葉は速水さんによる造語です。都市の公共機能が経済効率や市場原理で変わっていくということだけでなく、都市とショッピングモールの同化そのものをも言い表そうとする言葉です。

 振り返れば、東京スカイツリーも羽田空港国際ターミナルも、商業施設がセットで開発されています。私たちが毎日利用する駅であっても、デベロッパー事業が進み、飲食店など各種専門店がなければ「乗降客が多くない駅なのかな」とさえ思うようになっています。

 すぐに、この雑誌論考を下敷きに1冊にまとめてほしい、と思いました。そして、雑誌には描ききれなかった部分があるのではないか、それが読みたいと、一読者としての提案を速水さんにお願いしたのでした。

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