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『ワーク・シフト』/『独裁体制から民主主義へ』

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2012年10月3日(水)

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【私が編集した本読んでください!】

ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
(リンダ・グラットン著、池村千秋訳)

 昨年の7月、『スペンド・シフト <希望>をもたらす消費』(ジョン・ガーズマ&マイケル・ダントニオ著、有賀裕子訳)という本を出版しました。リーマンショック後に起こった、アメリカ人の価値観の変化を、世界最大規模のデータベースと全米を網羅した意欲的なフィールドワークで追った、「資本主義3.0」の予告ともいえる書です。

 本書を編んでいるときに東日本大震災が起きました。ちょうどあがってきた翻訳原稿の第1章を読んでいて、胸にぐっときました。

「市の中心部にとどまることを選択した人々は、いつの日か、デトロイトの再生をその目で見るかもしれない」

『スペンド・シフト』から『ワーク・シフト』へ

 全米で最悪の失業率にあえぐ、荒廃しきった都市の希望は、その地で稼いだお金をその地に落とす勤労者、生活者の「お金をまわす」力であることを著者たちは目撃し、そこに希望を見たのです。この章だけでも日本の人がすぐ読めるよう、無料でダウンロードさせてほしいと著者に頼んだところ、二つ返事で快諾してくれました(リンクはこちら)。その第1章には「どん底というフロンティア」というタイトルがついています(原書では、The New American Frontier)。

 「絆消費」という言葉に象徴されるように、私たち日本人も震災を境に、「私」を満足させるよりも「私たち」の力を底上げするようなお金の使い方を強く意識するようになったと思います。『スペンド・シフト』はそうした新しい価値観をいちはやく感知している人たちの共感を得て、ネットコミ、口コミで思いもよらないかたちでひろがっていきました。

 そんな話を翻訳版権エージェントのTさんにしたところ、彼女が「シフトといえばこういう本もありますよ」とすすめてくれたのが『ワーク・シフト』の原書、The Shift で、内容は「働き方のシフト」というものでした。

 神保町のタイ料理屋でお昼ご飯を食べながら「じゃあ、スペンド・シフトの次はワーク・シフトかな」なんていう話をしたのを覚えています。お金の使い方が変わるということは、お金の稼ぎ方も変わるということ。いや、お金の稼ぎ方が変わったから、お金の使い方が変わっているのか――。 スペンド・シフトとワーク・シフトが、私の中でごく自然につながりました。

 『ワーク・シフト』は、ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授を中心とした「働き方の未来コンソーシアム」の産学共同研究から得られた知見をまとめた、報告・提言の書です。前半では、近未来を形づくるファクターをリストアップし、「漫然と迎える」暗い未来シナリオと、「主体的に築く」明るい未来のシナリオを提示しています。

 かたやディストピア、かたやユートピア。
 そのどちらに進むかは、個人が「いま」なにを選択するかで決まる、といいます。

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