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第46話「ロボットが動かなくて打撃を受けるのはあなたじゃない」

2012年9月26日(水)

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前回までのあらすじ

 団達也は物理学者のミミと一緒にボルドーへ行き、水から水素を生成する装置を発明した科学者、ダニエル・ベルモントに会い、サンテミリオンにある水素製造機の完成品を見に行った。
 日豊自動車の湯浅社長は、「燃料電池車の開発に社運をかける」と取締役会で発言した。湯浅と電話で話した達也は、湯浅の“夢”をかなえることができると言い、ボルドーに来てほしいと言った。
 細谷真理とジェームスも、ボルドーに向かった。達也のアイデアにジェームスは自分のお金を投資しようと考えていた。
 リンダの上海にある工場のロボットはプログラムの不具合で止まったままだった。金子は修理に必要な制御プログラムをリンダに渡す前に、フランスにいる達也と会いたいとリンダに言った。金子は萌と2人で飛行機に乗った。
 UEPCの間中と弁護士のキースは、CEOのマイケル・ウッズにダニエルと達也の動きを阻止するように言われ、ボルドーに行った。

サンテミリオン 間中とキース

 「ダンたちは、まさかここには来ないでしょうな」

 間中は口を開けて笑った。

 「ボルドーは小さな町だから、いつダンと出くわすかもしれませんからね。どうですか、この町のワインと食事は」
 ジャンが言った。

 「雰囲気といい、ワインといい、それにこのフォアグラ、最高ですな」

 「そんなことはどうでもいい」

 2人の会話をそばで聞いていたキースは顔をゆがめた。

 「そんなことより、依頼した資料は忘れてはいないだろうね」

 実は2週間前、キースはジャンにダニエルの身元を調査するように指示していたのだった。

 「これです」

 ジャンが差し出した調査書を受け取ると、キースは文字を追った。

 「なるほど。ダニエルはボストンの工科大学をやめるとフランスに戻り、1人で水素の精製技術を完成させた。チェコの工科大学で修士号を取ったきみが見ても、ホンモノだったんだね」

 「いや、驚きました。小型冷蔵庫ほどの大きさなんですが、水から電気エネルギーを無限に作れるんです。あんなものが売り出されたら、エネルギー産業はおしまいですよ」

 「くどいようだが、きみは自分の目で確かめたんだな」

 「もちろんです」
 と答えたものの、ジャンは自分が見たのはビデオだったことは口にしなかった。

 「ダンたちが契約する前に、ダニエルにうちの契約書にサインさせなくてはなりませんね」

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「第46話「ロボットが動かなくて打撃を受けるのはあなたじゃない」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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