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放射線に対する「行動の基準」を与えてくれる本

『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』/『大清帝国と中華の混迷』

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2012年11月28日(水)

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【私が編集した本読んで下さい!】

やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識
担当:朝日出版社第二編集部長 赤井茂樹

 私は福島県福島市の出身です。父はかつて県庁の職員で福島原発の誘致にも関わっていたので、昨年の東京電力福島第一原子力発電所の事故には大きな衝撃を受けました。

 福島市は原子力発電所から約60キロ離れていますが、(たまたま)北西方向に流れた放射性プルームとそこに含まれていた放射性物質が地表に降下したことの影響で、現在も空間線量率はかなり高い方だと思います。

 福島県が文部科学省の協力を得て運営している「福島県放射能測定マップ」にあたると各地の空間線量率、つまり1時間あたりの空間線量を知ることができます。

 上記マップに「各地の定時測定」という地図があり、測定ポイントをクリックすると詳細がわかります。私の実家の近くは「【県北地方】福島県立美術館」というポイントで、「0.34マイクロシーベルト/時(2012年10月16日)」と示されました。

自分の頭で確信したいのに

 ちなみに、原発から40キロも離れているのに、昨年「計画的避難区域」に指定され、全村避難となった飯舘村(いいたてむら)では2箇所のポイントが表示されます。それぞれ以下の数値です(いずれも10月16日)。

・飯舘村役場 0.81マイクロシーベルト/時
・飯舘村立飯舘中学校 2.57マイクロシーベルト/時

(これらの数値は空間線量(率)ですので、そのまま個々人の被ばく線量とはなりませんが、24時間×365日÷1000をほどこせば、測定地点の年間の空間線量〔mSv/y〕を計算することができます)

 昨年春から一年弱、放射線の人体影響は世間の大きな関心の的だったと思います。自称・他称の専門家の発言が各種メディアを賑わせましたし、(私が言うと偉そうですが)一知半解の発言もインターネット上に溢れていました。まさかと思っても、不安を煽られてけっこう動揺するものですね。

 自分が東京を離れようとは思いませんでしたし、実家の両親にも避難を勧める気にはなりませんでしたが、それでも心配ではあり、内外の文献を読んだり勉強会に顔を出したりしていました。放射線もその人体影響も、いざ知ろうとするとつかまえどころのない、黒白つけがたい領域に入りこんでいくようで、困惑したのを覚えています。

 おおよそでいいので「核心」を知りたいのだ、と強く願いました。しかし、概説書は隔靴掻痒で、国際機関の報告書や専門論文に手を出せば出したで、理系論文を読む訓練は受けていないし、数式が頻繁に出てくるとつい顔を背けてしまうため、茫漠とした印象以上に進めず、かなりのフラストレーションを感じていました。

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