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アースダイバーズ、ナニワの都に潜入せよ!

『大阪アースダイバー』/『Encyclopedia of Flowers―植物図鑑』

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2012年12月5日(水)

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大阪アースダイバー
講談社学芸局学術文庫出版部次長 園部雅一

大阪アースダイバー』中沢新一著、講談社

 2005年に刊行された『アースダイバー』は、関東圏を中心に大きな反響を呼びました。「ブラタモリ」や『東京スリバチ地形散歩』など、現代都市が隠してしまっている歴史の古層を探る散歩や、地形そのものに注目するブームの発端になりました。

 『アースダイバー』は、洪積台地と沖積低地が複雑な地形を織りなす東京では、縄文以来、「岬」の先端に聖なる場所が設けられ、そこが現在でも神社や寺など形で保存されており、地形の持つ力がいまだに都市の構造におおきな力を及ぼしていることを明らかにしました。

 次は大阪だ!

 『アースダイバー』が出版された2005年の8月には、中沢新一率いるアースダイバーズは次の目標を大阪に定めて、記念すべき第1回目の1泊2日の強行軍のフィールドに出かけました。

 まずは商いの中心地・船場。水の都を体現する堀、そしてかつて堀だった場所を徹底的に自転車で駆け回りました。上町台地の臍である四天王寺、生國魂神社(と周辺のラブホテル)や崖下にひろがる寺と墓地などなど大阪市の中心部を第一日目にアースダイビング。

 そして翌日は、北河内は交野〔かたの〕市私市〔さきいち〕の磐船神社へと足を延ばしました。都市部を少しはずれただけで、緑深く、物深く、歴史深い感じがふつふつとわき上がる、物部氏の聖地に圧倒されました。大きな岩石が作り上げる空間を白装束でくぐり抜けるという行〔ぎょう〕の思い出は今でも鮮明です。

 それから生駒山地沿いに南下し、石切さん、瓢箪山稲荷を抜けて、高井田横穴古墳と一気に南下しました。河内に漂う不思議な気にすっかりやられ、興奮と疲労とともに最終の新幹線で帰路につきました。

難度の高い大阪への挑戦

 大阪市区部は、東京のように丘と谷が交錯するでもなく、幅わずか1キロ強の上町台地が南北に走るだけで、地形的な特徴はほとんどありません。

 町の中心部は、南北に走る太い「筋」と東西に走る「通り」が、整然とした街区を作っており、東京のアースダイバー的方法論は、大阪にも通用するのだろうかというのが、私の第一印象でした。

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