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「父上諸葛瑾と叔父の諸葛亮とではどちらが優れているか?」

【186】第四十章 諸葛恪1

2013年5月27日(月)

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【185】第三十九章 費イ(示/韋)5から読む)

 諸葛恪(しょかつかく)は、諸葛瑾(しょかつきん)の長男である。つまりは、諸葛亮(しょかつりょう)の甥という関係でもある。

 諸葛瑾と諸葛亮は兄弟だが、呉と蜀に分かれて、それぞれの元首に仕える格好になったのは有名な話だ。

 これなどは、ちょっとした運命の悪戯の結果と言うしかないが、同盟関係ならまだ良いものの、敵味方に分かれるのは因果なものだ。

 ところで、諸葛恪に物心が付いた頃は、もう赤壁の戦いも終わって、南荊州の領有権を廻って呉と蜀双方が対立していた。

 「父上、劉益州牧(備)は、荊州を租借したまま返さぬおつもりなのは、もともと叔父上(諸葛亮)の入れ知恵なのでしょうか?」

 諸葛恪は憤然と言うので、諸葛瑾は何かあったと思った。

 「誰が考えたのかは判らぬが、弟(諸葛亮)の謀(はかりごと)と言われても仕方あるまい。それが、やつの仕事であるのだから」

 「それはそうですが、ちと腹に据(す)えかねる悪戯をされまして。仕返してきました」

 長男の言葉に、諸葛瑾は背筋をぴくんとさせた。彼にとっては、悪戯の内容よりも、息子の報復が気になったのだ。

 「それで、どのようなことをされた?」

 「はい、昼下がりのことゆえ、大したことではありませぬが、操練を終えたあとで、孫総領(権)を中心に、皆で酒を少し酌み交わしました。すると…」

 誰かが、驢馬(ろば)を引き出してきたらしい。するとあろうことか、その額に『諸葛子瑜(しょかつしゆ)』と書いた紙が貼り付けてあったらしい。

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「「父上諸葛瑾と叔父の諸葛亮とではどちらが優れているか?」」の著者

塚本 青史

塚本 青史(つかもと・せいし)

作家

1949年岡山県倉敷市生まれ。同志社大学卒業後、印刷会社に勤務。イラストレーターとしても活躍。日本作家クラブ理事。父、塚本邦雄創刊の歌誌「玲瓏」発行人。近著に『李世民』。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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