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安土城はそれまでの城とどこが違うか?

『戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城』/『田中角栄 戦後日本の悲しき自画像』

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2013年5月8日(水)

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【私が編集した本読んで下さい!】

戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城』萩原さちこ著
担当:ソフトバンク クリエイティブ学芸書籍編集部 上林達也

 城メグリスト――初めて耳にする肩書きを知ったのは、歴史に明るい編集者の滝沢弘康さんと話していた時でした。その城メグリストを名乗る女性は、何でも城へものすごい情熱を傾け、各地の城跡を見て回り、城の醍醐味を文章に綴って読者に伝え、時にはナビゲーターとしてツアーなども行っているとのこと。

 興味を持った私は、後日その城メグリストことライター・編集者の萩原さちこさんをご紹介いただきました。そして、お会いして話をうかがえばうかがうほど、その城への深い愛に圧倒されていったのです。萩原さんに「城への想いをぜひ本にまとめさせてください」とお願いしたところから、本書の企画がスタートしました。

 いざ城の本を作ろうとしてわかったことは――当たり前すぎますが――城とひと口に言ってもさまざまだということです。山城から平城まで時代によってバリエーションがありますし、その地域の特色なども反映していますから、どれもが本当に個性的。「曲輪」「虎口」「櫓」「二の丸」「水掘」「石垣」「堀切」といった日常生活ではまず出てこない言葉と向き合いながら作業を続けていくことになりました。城造りに携わった職人にはとうてい及ぶべくもありませんが、それでも地道に完成へと一歩一歩進む日々が続いたわけです。

 こうして滝沢さんの協力も得て完成したのが、『戦国大名の城を読む 築城・攻城・籠城』です。本書は全3章に分かれています。第1章が「戦国時代の城(中世の山城)」、第2章は「織豊期の城(近世城郭の誕生)」、そして第3章が「近世の城(近世城郭の完成)」となっています。

「載せたい城が多すぎる!」

 最終的にこの本は、城郭がどのような変化をしていったのかを時系列で追い、その時代ごとの代表的な戦国大名の城を論じるという構成となりました。これは普通に城の話を並べるのではなく、歴史の流れを追いながら、個々の戦国大名の城についての戦略の違いなどもわかるようにしたいと考えたからです。

 武田信玄、毛利元就、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、加藤清正、真田昌幸、長宗我部元親、徳川家康、藤堂高虎、伊達政宗、黒田官兵衛などなど……そうそうたる戦国大名とその城にまつわる話は、著者が実際にめぐってきた体験も踏まえているので、とても生き生きとしています。その雰囲気は、たとえば後北条氏の築城テクニックに感嘆し、織田信長の安土城を通じて「戦うための城」から「見せつけるための城」への転換を感じ取り、徳川家康の名古屋城の防衛に対する意識の高さにうなる著者の文章の端々に漂っています。

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