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100歳までサラリーマンでいられて、ありがたいよ

福井福太郎さん、ずっと必要とされる理由(1)

2013年5月17日(金)

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 日経ビジネスオンラインで昨年9月に掲載した、100歳で現役サラリーマンとして働く福井福太郎さんの記事は、大きな反響を呼んだ(「100歳現役サラリーマンの長~い社会人生活」)。その福井福太郎さんはこの5月に101歳の誕生日を迎えるが、変わらずほぼ毎日、片道約1時間も電車を乗り継いで通勤を続けている。なぜ、100歳を過ぎてもコツコツと働くのか、さらにはなぜ同僚や会社に必要とされ続けているのか――。その理由を、福太郎さんの言葉で明かします。

 東京宝商会、顧問。

 これが、100歳で会社員の僕、福井福太郎の役職です。ちょっと立派そうに思われるかもしれませんが、宝くじの仕分けや番号の組み直しなどをみんなで一緒にしたり、宝くじの枚数を数えたり、売上を数えるなど経理関係の仕事をしたりしています。僕が勤めている東京宝商会は、委託を受けて宝くじの販売をする会社です。街中によく、宝くじ販売のブースがあるでしょう。あれを運営・経営している会社なんですよ。

 会社は東京・神田にあるんです。僕は辻堂(神奈川県藤沢市)の自宅からJR東海道線に乗って、通勤しています。大体、片道で1時間ぐらい。東京駅から山手線に乗り換えて神田に行きます。山手線はいつも混雑していて、とてもじゃないけれど座れないし、座るとかえってくたびれるので、電車の中ではいつも立っています。席を譲ろうとする人がいませんかって? 朝のラッシュ時ですからね、そんな人はなかなかいませんよ。

2013年から非常勤になったけれど通勤しているよ

 東海道線も普通に満員電車に乗って通っていたけれど、「快速ライナー」ができた76歳頃からは、毎日会社から戻ると翌日の指定席を買って、快速ライナーで東京まで行くようになりました。さすがに、100歳の体には満員電車は辛いからですからね。もちろん、快速ライナーのお金については、ずっと自分で払ってきましたよ。2013年からは非常勤になったから、会社に毎日行く必要はなくなりました。通勤費用も自分で払うようになりました。それでも、行ける限りは会社に行って、仕事をしているんだ。

 1982年(昭和57年)に東京宝商会に来てから30年になるけれど、僕の生活は、本当に変わっていないなあ、と思う。でもその一方で、この30年間、世の中は大きく変わりましたね。たとえばバブル経済になって、1990年(平成2年)前後にバブルがはじけたね。僕が10歳の時にできたソビエト連邦が1991年(平成元年)に崩壊して、1993年(平成3年)には1955年(昭和30年)から続いた自民党政権が初めて崩壊した。そして、日本経済はデフレが10年以上続いてきたね。本当にいろいろあったけれどもね。その間、ず~っと、僕はこの会社の役員の顧問として働いてきた。給料もずっと同じだよ。

コメント11件コメント/レビュー

宝くじという特殊な仕事なので、会社側としては、辞めさせなくてもいいのかもしれないが、なぜ、彼を必要としているのかを書かないと記事として意味をなさないと思う。(2013/05/20)

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「100歳までサラリーマンでいられて、ありがたいよ」の著者

福井 福太郎

福井 福太郎(ふくい・ふくたろう)

東京宝商会顧問

1912年(明治45年)5月19日生まれ。100歳を超えても、約1時間の電車通勤をしながら会社に通う現役サラリーマン。70歳から現在まで東京宝商会に勤務。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

広野 彩子

広野 彩子(ひろの・あやこ)

日本経済新聞社NAR編集部次長

朝日新聞記者を経て日経ビジネス記者、2013年から日経ビジネス副編集長。日経ビジネスオンラインでコラムの執筆・編集を担当。入山章栄氏の著作『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

宝くじという特殊な仕事なので、会社側としては、辞めさせなくてもいいのかもしれないが、なぜ、彼を必要としているのかを書かないと記事として意味をなさないと思う。(2013/05/20)

素晴らしい方ですね。元気ともうひと踏ん張りを頂戴しましました。(2013/05/19)

先ずは 人間万歳 と叫びたいです。 人間の寿命は約120年。創造主が与えてくださった 日々を 健康に明るく生活することで 多くの人々を楽しませる 楽にすることで 自分の生活が維持できるわけです。愉快に日々を送ること、体を動かすこと、 暴飲暴食は避けること、分相応の望みや 目標を持ち続けること、他人の望みをよく聞き 自分の望みも他人に分かってもらう努力をすること、周囲を明るく楽しい雰囲気にすること 等等。 自然と世の中が楽しい 明るい 存在となります。 皆さんで 120歳まで 元気に 生活を エンジョイしてください。(2013/05/17)

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