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「間違ったことで忙しく過ごす人」になってない?

『Yコンビネーター』/『世界はひとつの教室』 日経BP社出版局長 高畠知子

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2013年6月5日(水)

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 この2年ずっと思い焦がれて出した本だ。

 Yコンビネーターに注目したのは、2011年1月に『フェイスブック 若き天才の野望』を読んだのがきっかけだった。といっても、この本の中にYコンビネーターは登場しない。衝撃だったのは、シリコンバレーが大きく変わってきている、大きな動きがあることに、自分が全然気づけていないことだった。クラウドやソーシャルネットワークは周知となっていたけれど、もっと別の何かがあるような気がした。気づけていない自分に焦った。

 シリコンバレーで何が起きているのか知りたくてTech Crunch Japanをはじめいろいろ読み調べていくと、スタートアップ、リーン・スタートアップ、起業家を支えるベンチャーファンドのYコンビネーター、その創業者のポール・グレアムが浮かび上がってきた。それからマイブームは「スタートアップ」になった。

 「リーン・スタートアップ」は提唱者であるエリック・リース自身が、まさに『リーン・スタートアップ』のタイトルで本を書いてくれたおかげで、その考えと方法論がつかめた。アプリやサービスは早めに世の中に出して、ユーザーの意見を聞きながら日々どんどん改良して、規模を大きくしていこう、というものだ。一見当たり前に聞こえるが、早いリリースは慎重な日本人にはなかなか踏み切れない。

 まさにこれこそが“現在の”スタートアップに欠かせない要件だが、このときはまだ深く受けとめてはいなかった気がする。

 リード・ホフマンも『スタートアップ!』を著し、今なぜ「起業」の精神が重要なのかを教えてくれた。そしてこの2冊の日本語版を編集し出版したころに知ったのが、ランダル・ストロスによる『Yコンビネーター』の原著「The Launch Pad」だった。

再挑戦できる人になるための3つの力

 ランダル・ストロスは「はじめに」に次のように書いている。

「シリコンバレーの今を知るには博物館や史跡などを見ても無駄だ。将来有望なスタートアップが生まれてくる現場を見るしかない」

 そして彼は、Yコンビネーターの3カ月に密着取材する。64チーム、160人の合格者を前にしたときには、彼にも誰が3カ月後にどういう結果を出すのかはわからなかったはずだ(起業家自身だってポール・グレアムだってわからないのだから)。起業家とポール・グレアムらYCパートナー(Yコンビネーターの共同経営者)の間で交わされる言葉をひたすら聴き、書き取っていく。起業家のオフィス兼自宅のアパートにも訪ね、一人ひとりインタビューしていく。膨大な作業だったに違いない。

 そして出された原著は、グレアムの言葉がつまったわくわくする本だった。

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