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信長は「地形」を恐れ、比叡山を焼き討ちした

『日本史の謎は「地形」で解ける』/『犀の角たち』

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2013年10月30日(水)

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【私が編集した本読んで下さい!】

日本史の謎は「地形」で解ける』竹村公太郎著、PHP文庫

担当:PHP研究所文庫出版部 中村 康教

 「ミステリーの謎解きのような快感と、歴史に対する固定概念がひっくり返る知的興奮。この二つが同時に味わえる稀有な1冊です」

 本書の魅力は?と聞かれたとき、私はそう答えることにしています。

 「ずいぶん大げさな」と思われたかもしれません。しかし、本書を読んだ人はみな興奮気味に、「その通りだったよ。いやそれ以上の面白さだ!」と絶賛してくれます。

 著者の竹村公太郎さんは、河川行政に長年携わり、日本全国の「地形」を熟知する人物。本書は、その竹村さんが、歴史の専門家にはない独自の視点で、日本史のさまざまな「謎」を解き明かしていくものです。

叡山焼き討ちを「地形」で考える

 たとえば、信長が行った比叡山延暦寺の徹底した焼き討ちについては、「なぜ信長はそんな残虐なことをしたのか?」という謎が残されたままです。そして、浅井家に加担したから、キリスト教を擁護するため、僧侶たちの仏道から外れた姿に我慢できなかったからなどなど、数多くの理由が挙げられています。

これに対して竹村さんは、

「それらの説は、すべて人文社会の分野での考察となっている。人間が複雑であるように、人文社会の分野は幅広く、多分野が複雑に絡み合っていて無数の見解が果てしなく出されていく。

 しかし、いったん人文社会分野から離れて、織田信長が戦った尾張や琵琶湖周辺や京都の地理と地形を眺めてみると、あっけないほど簡単に信長の比叡山焼き討ちの謎が解けてしまう。<中略>信長は、逢坂と比叡山の地形に心から怯えていた。恐怖に駆られた信長は、僧侶たちを徹底的に抹殺せざるをえなかったのだ」

 ほかに、

  • なぜ京都が都になったか?
  • 頼朝が狭く小さい鎌倉に幕府を開いたのはなぜか?
  • 関ヶ原勝利後、家康がすぐに江戸に戻ったのはなぜか?
  • なぜ吉原遊郭は移転したのか?

 など、全部で18の「謎」に関して、竹村“探偵”の名推理が冴え渡ります。

 なかでも、あの「忠臣蔵」に関する謎解きの部分(第五章~第八章)は、歴史好きならずとも一読の価値おおありです。

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