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第18話「グローバル管理会計だね」

2013年11月13日(水)

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ボルドー

 「ミミ、俺だよ」
 みすぼらしい身なりの男は、なんとダニエルだった。

 「こんなところで何してるの?」
 「それはこっちの言うセリフさ。きみこそ何しに来たんだ。まさか、高級ワインをしこたま買い占めるためじゃないだろうな」
 と言って、ダニエルは手に持ったボージョレ・ーヌーボーが入った瓶を口に運んだ。

 「ダニエル。1つ教えてくれる? あの研究は続けているんでしょ」

 「……」
 ダニエルは急に顔をこわばらせて黙った。

 「やはりね。私も研究者だから、あなたがペテン師ではないことくらい分かる。それに、あの研究は世界を変えるかもしれない。だから1つだけ答えてほしいの。今でも研究は続けているの?」

 すると、ダニエルは重い口を開いた。

 「研究を続けているかって? やめたいよ。こんな生活はもうこりごりだ。でも、どうしてもあきらめきれないんだ。だから、毎日同じことを繰り返している」

 「つまり研究ノートをつけ続けているってことね。よかったら、私に見せてくれないかしら」

 「高級ワインを買いに来たあんたに見せる筋合いはないね。あれは、俺の人生なんだ」

 「あなたに会いに来たのよ。あなたの研究に力を貸すつもりでね」

 「あんたに何ができるというんだ」

 「ダニエル、私はパリ大学の教員よ。あなたとは違う。予算も研究者も集められる。それに、あなたのことを理解している研究者は、この世の中で私だけってことも忘れないで。時間がないわ、さっ、シャトー・ダニエルに行きましょう」

 ミミはダニエルの腕をつかんで力任せに引っ張った。

豊橋

 真理は自分で考えたグローバル管理会計について、西郷の意見を聞きたいと思った。そして達也は、今後のビジネス展開にあたり、日豊自動車を最重要パートナーと考えていた。こうしたわけで、達也と真理は愛知県の豊橋を訪れることにしたのだった。

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「第18話「グローバル管理会計だね」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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