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ベストセラーを生む秘訣は「中庸」にあり

『本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること』/『病の皇帝「がん」に挑む 人類4000年の苦闘』

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2013年11月20日(水)

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【私が編集した本読んで下さい!】

本の顔 本をつくるときに装丁家が考えること』坂川栄治・坂川事務所著、芸術新聞社

担当:芸術新聞社 出版部第二課 古川史郎

 “『本の顔』は、洗練されたデザインに触れることができるビジュアルブックとしても刺激的でしたが、僕にとっては自分の仕事のやり方に直接活かせるような言葉が沢山見つかり、背中を押して貰っているような気持ちで読みました。”

 読者代表として帯文を書いていただいた、お笑い芸人の又吉直樹さんの感想メール(原稿用紙4枚分も)から一部抜粋しました。

 町の本屋さんやネット書店を眺めていると、実に多くの本が並んでいます。CDやレコードに「ジャケ買い」があるように、表紙を見て書店で思わず手にとった、という経験はありませんか?

 読書好きの人はたくさんいるけれど、そのカバーや中身がどう作られているかはそんなに知られていないかもしれない──「装丁ってなに?」と思っている人に届くような本をつくろう。それがこの本を企画したきっかけです。

 そもそも私が装丁という仕事により関心を抱いたのは、雑誌『イラストレーション』に掲載された、ある装丁家の特集。

 村上春樹『スプートニクの恋人』やヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』など、自宅の本棚で見覚えのあるベストセラー本が何冊も。その装丁家こそ坂川栄治さんだったのです。

 次第に様々な装丁家の名前と作風が一致してきた中で、私が抱いた装丁家坂川栄治の印象はひとつ、「オーソドックス」であること。特別凝ったことはせずに、内容に即した情報を過不足なく配置する仕事は、書店でも目を引きました。

自ら突き詰めないという方法論

 その安定感は、30年近く一線で仕事を続けてきた中で培われてきた経験があるからこそ。

 秘訣は、常に客観的に、8割くらいの完成度でデザインを仕上げているから。というのも実は坂川さんはパソコンが一切使えず、デザイナーに身振り手振りで指示を出すことに徹しているのです。

 細かいところまで指示を出して10割を目指したくても、完全には思い通りにならない。それをもどかしいと思うのではなく、良い意味での「あきらめ」、言い換えれば「中庸」で突き詰めない。

 今までに文芸書、ビジネス書、絵本、写真集など多岐にわたる仕事をされてきて、どんなジャンルの依頼が来ても、距離感を保ち、その本にとってちょうどよい塩梅を見極めて対応されてきたので、今回のように装丁のさまざまなバリエーションを見せるという企画にはうってつけでした。

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