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みんな、上條淳士を忘れられない!

『上條淳士画集 1983』/『さようなら 十七才 海と心の詩』

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2014年1月22日(水)

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【私が編集した本読んで下さい!】

上條淳士画集「1983」』上條淳士著、飛鳥新社
担当:天野昌直(フリー編集者)

 上條淳士は、80年代に発表した『TO-Y』『SEX』などで多くの若者を熱狂させた漫画家です。かねてよりとても美しくスタイリッシュな作画をすると評判で、漫画の一コマが独立した一枚の絵として完成されていると言われてきました。

 その上條さんがデビュー30周年を迎えるということで、2013年末に向けて記念画集を作ることになったのです。私はこれまでいろいろな作家の画集を手掛けてきましたが、それらはほぼ全てカラーイラストで構成されるのが普通。しかし、今回は違うことを考えていました。

 上條淳士は資生堂や河合塾など、広告の仕事もたくさんしてきましたが、漫画家ですから最も力が入った作品は漫画です。物語が盛り上がるシーンは特に印象的で素晴らしいワンカットが生まれます。

 皆さんもかつて読んだ漫画で、忘れられないシーンってありますよね。だから私は、イラスト作品も収録するけれども、漫画作品の中から名シーンを抜き出して、それを一枚の絵として改めて見る機会を持てたら……と思ったのです。上條淳士は、漫画の一コマを「絵」として見せられる数少ない描き手ですから、それが可能だと感じました。

 そうして一冊にまとめて見ると、広告イラストや小説の挿絵と、漫画のワンシーンが同列に並んで呼応し、漫画に絵画性が感じられ、イラストには物語性が込められるという、全てのイメージが解け合った素敵な絵物語が生まれたのです。全ページの全カットを上條さん自らが細かく決め込むという、作家がじっくり手を掛けた本作りゆえに出来たことだと思います。

30周年を祝福するコメント

 そして、絵だけではなく、読む部分も欲しいと相談するうち、「お世話になってきた方々からコメントをもらうのはどうだろうか?」と、上條さんが提案されました。漫画家、イラストレーターにとどまらず、音楽、映画、ファッション、文学、アニメ、ゲーム、伝統芸能に至るまで、装画やデザインを提供した方、作品のモデルとなった方、個人的なお付き合いのある方、上條さんに影響を受けたと語る方まで、様々なジャンルのクリエイターにお言葉をいただいています。作品の感想や思い出話を散りばめ、軽いエッセイの要素が加わって、画集はより芳醇なものとなりました。

 そこで気付いたのは、先輩方はさておき、上條作品に影響を受けた方々は、各界で多大な活躍をされているということでした。音楽で言えば、清春、GLAY、L'Arc~en~Ciel、漫画では田島昭宇(『多重人格探偵サイコ』)、浅田弘幸(『テガミバチ』)、小畑健(『デスノート』)、ゲームでは野村哲也(「ファイナル・ファンタジー」シリーズのデザイナー)、イラストでは村田蓮爾。彼らが若き日に上條作品に刺激を受けたとコメントをしてくれましたが、みんなその世界を代表するようなクリエイターです。

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