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気が利くコンピュータに向けた激闘が始まっている

『コンテキストの時代』/『アップル vs. グーグル』

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2014年10月1日(水)

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【私が編集した本読んで下さい!】

コンテキストの時代
ロバート・スコーブル、シェル・イスラエル 著
滑川海彦、高橋信夫 訳(日経BP社)
担当:日経BP社 出版局 中川 ヒロミ

「『コンテキスト』って言葉、ほんとわかりにくいですよね……」

 と、校正ゲラを前に訳者のお二人とともに、遠い目をしていたのはお盆前のことでした。「コンテキスト」は次の時代の重要なキーワードになると思いながらも、やはりわかりにくいキーワード。コンテキストをわかりやすく伝えるための編集を重ね、その1カ月後にでき上がったのが『コンテキストの時代』という本です。

 本書を書いたのは、ロバート・スコーブルとシェル・イスラエルというアメリカで著名な2人のテクノロジージャーナリスト。特にロバート・スコーブルは、500万人を超えるほどの人気があり、シャワーを浴びるときでさえグーグルグラスをかけているくらいの愛すべきオタクです。

 テクノロジーの未来を語らせたら最強のこの2人は、「次はコンテキストの時代がやってくるぞ!」とこの本で宣言しています。実際に本書の中では、米国をはじめとしたテクノロジー企業が、コンテキストの時代に向けて用意周到に着々と手を打っていることがわかって、実にゾクゾクします。

あなたがスーパーで次に買うものは知られている

 さて、肝心のコンテキストとは何かというと、「ありとあらゆる場所や製品に組み込まれたセンサーからの情報をもとに、コンピュータがユーザーの事情や背景を知り、ユーザーが必要とするサービスを的確に判断したり、予測したりできるようになること」です。私はコンピュータが気が利くようになることだと解釈しています。それでもなかなかわかりにくいので、コンテキスト化の実例を本書から2つご紹介しましょう。ひとつは、スーパーなど小売業の事例です。

ショッパーセプションは、プライムセンスの3Dセンサーを内蔵したモニターデバイスを商品通路の天井に設置する。このセンサーは、買い物客がどの商品を手に取ったか、値札を読んだか、どこで立ち止まったか、どこを見たか、いつ商品をカートに入れたかなどをもれなく記録する。(中略)ソフトウェアは大量の人々の行動記録を自動的に収集する。これで店舗側は、買い物客について、これまでにない深い知識を得られるわけだ。(中略)常連顧客の購買行動から次に買いそうな商品を予測し、客がその近くの通路に来た時にスマートフォンなどを通じて「特別割引」などのプロモーションを実施すれば大いに効果的だろう。

――『コンテキストの時代』第2章より

 このショッパーセプションというアルゼンチンのベンチャーは、世界最大の小売りチェーンのウォルマートやビール会社のハイネケンなどとテストを実施しているそうです。近いうち、スーパーで歩いているところに、スマートフォンから特売品のお知らせが届いたり、買い忘れていないか確認してくれたりと、コンピュータが気を利かすようになるかもしれません。

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