• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

身をわきまえない意見を言えてこそ議論です。

『ニッポンを議論しよう。』/『たいていのことは20時間で習得できる』

  • ザ・絶賛エディターズ

バックナンバー

2014年11月12日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

【私が編集した本読んで下さい!】

ニッポンを議論しよう。
担当:電通 ビジネス・クリエーション・センター プランニング・ディレクター 田中宏和

 まずは、この本で議論されているテーマを抜粋してみましょう。

  • ほんとうに日本企業はグローバル化する必要があるのだろうか?
  • これからの日本社会を支える「中核層」とは?
  • 教育にとってテクノロジーによる革新は有効なのか?
  • 世界の中で日本人らしさって何だ?
  • いったい中国はどこまで脅威なのか?
  • 福島第一原発事故後のエネルギー政策はどうあるべきか?
  • 「決められない政治」の正体とは何か?
  • やはり民主主義というのは最善の政治システムなのか?
  • いま「国益」をどう考えたらいいのだろう?
  • わたしたちから日本を変えるとしたら、何ができるのだろう?

 実に広範な話題を詰め込んでいます。著者は約40名。40代50代の経団連・経済同友会に名を連ねる大手企業や霞が関の主要中央省庁から派遣された中間管理職による異色の団体執筆です。

 この書籍は1年間の異業種交流研修の成果を書籍出版したものです。ふだんは後輩をうっとりさせるビジネス文書や流麗な霞ヶ関文学を綴るプロフェッショナル集団であっても、一般読者に向けての文章表現経験はほとんど無い方々ばかり。わたくしは仕事やプライベートで本の編集経験があるということで編集長を務めました。

 この研修プログラムは「フォーラム21」と言いまして、これからの日本を担う次世代リーダー育成のために1987年に立ち上がりました。当時の日本電信電話社長の真藤恒氏、同じく富士ゼロックスの社長であった小林陽太郎氏、そして梅津昇一氏の3人が設立のコアメンバーです。

90歳の塾長の獅子吼に「えらいところに来てしまった」

 実際のところ過去27年間の890名を超える修了生から企業社長や事務次官を多数輩出しています。この巨大なネットワークの中心に今年御歳90歳の卒寿を迎えても、いたって元気ハツラツ、いまだにゴルフで200ヤードをかっ飛ばす梅津昇一という怪物がいるのです。1999年には新日鐵の会長で経団連の会長でもあった今井敬氏から「平成の松下村塾たれ」との思いで「梅下村塾」と命名されて以来、この研修を主宰する梅津氏は「塾長」と呼ばれています。

 わたくしは名前すら知らなかったこの研修に恐る恐る参加した初回の顔合わせ合宿で、いきなり塾長が「今の日本、ゆで蛙だ!」にはじまり延々と1時間を超える怒りの演説(休憩抜き、途中メディカルチェックも無し)の洗礼を受け、「これはえらいところに巻き込まれてしまった」と激しくげんなりしたことをはっきり覚えています。

 今では常に世の中に強い問題意識を持つことが長寿の秘訣ではないか、どうも「怒り健康法」というのがあるのではないかと別の関心を持って塾長の日本を憂いてぼやく長口上を拝聴しています。

 それだけ熱い国への想いを持った方がトップの研修ですから、その内容はこれからの日本への政策提言を1年間検討するというものです。わたくしが参加した今期27期は、<経済><教育・文化><安全保障><政治・行政>の4つのテーマ分科会に分かれて提言をまとめていきました。

 この研修はハード&ヘビーなことでも有名でして、ある分科会では1年間で200回を超えるミーティング、有識者へのヒアリング、講演会への参加などを行っています。それに加えて、各テーマについてのリサーチや文献購読、禅寺での座禅や自衛隊合宿などの全体研修が月一回は用意されていました。

 ただでさえ忙しい世代なのに、この研修への時間の捧げ方や内容の重量級感は脱獄の身となった今でも思い出すとクラクラします。わたくしは<教育・文化>分科会に所属して、「日本人らしさ」研究を引き受けたものですから、あらゆる日本人、日本文化論をあたった挙げ句、賀茂真淵『国意考』まで行き着いてしまいました。

コメント0

「絶賛!オンライン堂書店」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

グローバル市場でいい仕事をしたければ、まず「世界に通用する見識」を磨くことだ。

中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授