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美しくて幸せな国、アイスランドの「西方見聞録」

『アイスランド 絶景と幸福の国へ』/『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』

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2015年3月11日(水)

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【私が編集した本読んで下さい!】

アイスランド 絶景と幸福の国へ』椎名 誠 著、日経ナショナルジオグラフィック社
担当:齋藤海仁(ナショナル ジオグラフィック日本版編集部)

「アイスランドへ旅に行くんだけど、ナショジオから本を出せないかな」

 椎名誠さんからこう言われたときは驚きました。

 理由はふたつです。別に寝て待っていたわけでもないのに、椎名さんの本を出せるかもしれないという果報が突然舞い込んだことがひとつ。編集者としてはめちゃくちゃウレシイ話なのですが、実を言うと、驚いた理由としてはもうひとつのほうが大きかったです。それは「なぜアイスランド?」でした。

 椎名さん紀行の代表作といえば、極寒のシベリア、灼熱のオーストラリア、アマゾンの奥地、アフリカ最高峰のキリマンジャロなど。パタゴニアやモンゴルには何度も行かれています。そういう土地と比べたら微妙に方向性が違う気がしましたし、椎名さんももう70歳。これが最後の長旅になるだろうとも言っていました。

 アイスランドが独特の絶景を誇る国であることは知っていました。でも、椎名さんがそれだけで行くとも思えません。

「またとないお話ですが、なぜアイスランドなのでしょうか」
「実は……」

 低い声から始まった少し長い話を聞き終えたときには、ぜひとも本を作りたい。何より、椎名さんのアイスランド紀行を読んでみたいと強く思い始めていました。

日本と意外に共通項が多い

 アイスランドは北大西洋の真ん中に浮かぶ島国です。名前からすると相当寒そうですが、暖流のおかげで北極圏間近でも首都レイキャビクの真冬の気温は東京とさほど変わりません。

 2014年もバルダルブンガ火山が噴火したように、火山が多く、国の面積の11パーセントを氷河が占めるため、「火と氷の国」などと呼ばれたりもします。そんなユニークな自然から、椎名さんが敬愛するSF作家のジュール・ヴェルヌは代表作『地底旅行』の舞台にアイスランドを使いました。また、独特の自然と絶景を求めて世界中から多くの人が訪れます。そういえば、有名な観光スポットのひとつに、世界最大の露天温泉「ブルーラグーン」があります。火山の多い島国、しかも温泉が人気というあたりは日本と通じるところがあります。

 ユニークなのは自然だけではありません。北海道と四国を足したほどの広さに人口は約33万人。発電は地熱や水力といった再生可能エネルギーだけでまかない、火力・原子力発電所はひとつもなく、軍隊もない。

 社会制度に目を向ければ、税金は高くても福祉の厚い北欧型福祉国家で、間接税率はなんと25.5%。1980年には世界初の女性の大統領が当選し、女性の社会進出度ランキングと安全度ランキングではしばしば世界1位になっています。

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