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少女たちは、平坦な戦場をめざす

『岡崎京子 戦場のガールズ・ライフ』/『ふしぎな国道』

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2015年3月4日(水)

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【私が編集した本読んで下さい!】

岡崎京子 戦場のガールズ・ライフ』岡崎京子(平凡社)
担当:平凡社 編集部 岸本洋和

 岡崎京子――。このひとほど、世代によって、ひとによって、とらえかたが変わるマンガ家は、なかなかいないのではないでしょうか。

 「女の子エッチマンガ家」と呼ばれた初期のイメージの強いかたもいらっしゃるでしょうし、『くちびるから散弾銃』『東京ガールズブラボー』といったハチャメチャだけれどハッピーな作品が印象に残ったかたもいるでしょう。

 もちろん、『pink』『リバーズ・エッジ』『ヘルタースケルター』といった、人間の暗部を描いた代表作に惹かれるかたも多いに違いありません。

 あるいは、『ハッピィ・ハウス』『愛の生活』など、ファンならだれもが認める良質の作品が心に残るかたもいらっしゃることでしょう。

 私自身、初めて読んだオカザキマンガは『リバーズ・エッジ』で、いまだに人生が変わった一冊だと思っています。

岡崎さん初の大規模展覧会が開催中!

 東京の世田谷文学館では現在、岡崎さん初の大規模な展覧会「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ(2015年3月31日まで、世田谷文学館のリンクはこちら)」が開催中です。300点以上の原画をはじめ、当時の貴重な掲載誌や学生時代の制作物、さらに映画「ヘルタースケルター」の衣装まで展示しています。少しでも岡崎さんに興味があったら必見の展覧会です。ぜひ足を運んでみてください。

 今回ご紹介する本は、この展覧会の公式図録として制作したものです。

 作品によってまったく印象の違う岡崎マンガ。ただ、ひとつ共通していることがあります。それは、どの作品も「女の子」を描こうとしていること。

 あるテキストで、岡崎さんは次のように書いています。

「いつも一人の女の子とのことを書こうと思っている。いつも。たった一人の。一人ぼっちの。一人の女の子の落ちかたというものを。」
(「ノート(ある日の)」)

 日常=「平坦な戦場」(これは、岡崎さんが『リバーズ・エッジ』で引用したSF作家ウィリアム・ギブスンのことば)で生き延びる女の子たちを描いている岡崎さんのマンガ。展覧会のタイトルであり、今回の本のタイトルでもある「戦場のガールズ・ライフ」は、そんなところから出てきました。

小沢健二さんとの夢のコラボが実現

 さて。「戦場のガールズ・ライフ」、これを聞いてピンときたかたは、たぶん私とほぼ同世代です。このタイトルは、岡崎さんの「王子さま」、小沢健二さんの曲名「戦場のボーイズ・ライフ」に由来しています。

 今回、岡崎さんと小沢さんの夢のコラボはこれだけではありません。図録には、原稿用紙約20枚におよぶ小沢さんからの貴重な寄稿をいただいています。その内容は……。ぜひご自分の目で確かめてみてください。展覧会場でも読めない、岡崎さんへの愛に満ちた一文です。

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