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いつまで「おじいさん」にならないつもり?

『おじいさんになったね』/『花鳥の夢』

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2015年6月3日(水)

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【私が編集した本読んで下さい!】

おじいさんになったね
南伸坊著、海竜社
担当:海竜社編集部 林あゆみ

「団塊の諸兄!」

 というのが本書の背帯のコピーです。そう、おにぎり頭でおなじみのイラストライター南伸坊先生も御年67歳。この本は団塊世代のお仲間が思わずうなずいてしまう、「加齢なる」日々の実感の詰め合わせなのです。




「老人力」の名付け親が老いを実感する年に

 初め私は南伸坊先生にこう執筆をお願いしました。

「先生、『老い得50選』というイラストエッセイを書いてくださいませんか」

 企画の元ネタは昨年亡くなった赤瀬川原平さんが1998年に発表した『老人力』(筑摩書房)です。忘れっぽくなったことを、「宵越しの情報は持たない」と茶化し、老化に伴う不具合を積極的にとらえなおした逆転の発想でベストセラーになりました。

 実はこの「老人力」の名づけ親が南伸坊先生と、建築家の藤森照信・東大名誉教授なのです。ボケが目立ってきた赤瀬川さんに掛ける言葉として生み出した「老人力」という言葉が、一世を風靡した次第。

 南先生がブックデザインも担当された『老人力』の発刊からざっと17年が経ちました。そろそろ「老人力」がついてきたであろう(失礼!)南先生に、「南版・加齢の流儀」をお尋ねしたかったのです。

結果的に「老い得」感が出た

 企画はお断りされてしまいましたが、編集後に読み返すと、『おじいさんになったね』にはこれ幸い、「老い得」感がじわじわ出ています。

 無礼を承知で申せば、この実用書全盛の昨今、『おじいさんになったね』は毒にも薬にもならなさそうなエッセイ集です。奥さまの文子さんと散歩をしながら、道端の草1本を話題にして盛り上がる。どんな日常の些事もとことん楽しむ。ちょっとだけひねられたその視点が面白い。そしてチラリと覗くシンボー哲学が絶妙に光るのです。

みんな本当に、いつまでも若いつもり

 南先生は本の中でおっしゃっています。おじいさんになったつもりはまだなくて、「なったね」と言われたらケゲンな顔になりそうだと。

 私の周りの先輩方もよくおっしゃいます。「80代でも気持ちは少女なのよ」。年輩の先生と仕事をさせていただくことが多いのですが、その通りだなあと思います。

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