今月のビッグイシュー

【野球場】神宮球場は、究極のビアホールでした!

野球場は最強のビアホール&大人のグルメテーマパークだ! Part1

文:カンパネラ編集部 / 写真:木村聡 07.31.2014

ビールの美味い季節をとことん愉しみたい。
この夏、カンパネラ編集部のオススメは、野球場です。
大声で声援を送り発散する。ビールと絶品グルメの快感に浸る。
年間最低60試合を全国の球場で観戦し、各地の野球場グルメにも詳しい放送作家・チャッピー加藤さんのナビゲーションで、その醍醐味をレポートします。

圧倒的な開放感でビールを味わう!

「神宮球場で飲むビールが最高なんですよ!」という加藤さんに連れられて、東京都心のど真ん中、神宮外苑にあるヤクルトスワローズの本拠地・神宮球場にやってきました。正式名称は明治神宮野球場。明治神宮外苑の杜にあります。

最寄り駅の東京メトロ銀座線外苑前駅から徒歩5分。JR総武線の信濃町駅と千駄ヶ谷駅からも徒歩10数分と、とにかくアクセス至便。新宿、渋谷、池袋、どのターミナルからも近い。

「屋外球場の圧倒的な開放感が、たまりませんよね。森の中にあるので、風も自然で気持ちいい。まさに都会のオアシスです」

ナイター開始1時間前の17時半頃に外野指定席に陣取りました。見上げると視界いっぱいに夕暮れ時の空が広がる感覚は、なかなか都会では味わえないもの。あー!気持ちいい! 周囲を見ると、あちこちで早くもグビグビはじまっています。

ビール!ビール!

野球場の観客席でビールを買うのは、ちょっとしたコツが要ります。ビールタンクを背負って広い客席を駆け巡る売り子さんに気づいてもらう必要があるからです。

「売り子さんが手を上げて客席を見回す時があるんですよ。売り子さんの目線がそろそろ来るかなーというタイミングで、手を挙げるんです」

次の瞬間、加藤さんが手を挙げた。すると、モデルのような売り子さんが、元気な笑顔で近づいてきました。

加藤さんが千円札1枚を渡すと、すかさず250円のお釣り。

5000円札や1万円札にも素早く対応できるように、指の間には、お釣り用の千円札の束をはさんでスタンバイしています。

手慣れた手つきで、生ビールを注いでくれました。

忙しい現場にも関わらず、動きはとても丁寧です。

まず容器の半分ほどを注ぎ、少し時間を置いて3割ほど追加、さらに時間を置いて注ぎ入れ、最後はクリーミーな泡を立てて完成。

“ビアホール”の熟練したマイスターの仕事に感服。

今夜の試合に乾杯!「ウマい!」と、加藤さん。昼間の疲れが吹き飛ぶ瞬間です!

新鮮な生ビール!売り子さんとの交流も魅力

「売り子さんの収入は歩合制なので、みんな、がんばって売るんです。そして試合中はビールが売れますしね。中身がなくなると、すぐにタンクを交換するから、ここの生ビールはいつもフレッシュでウマいんですよ」と、加藤さん。

なるほど。鮮度がウマさの秘密なんですね。

タンクを含めた装備の重量は約15キログラム。高低差の激しい観客席をスピーディーに動く、売り子さんたちのタフな働き振りを見ていると、こちらも元気をもらえます。

近くの席の若いビジネスパーソンのグループが、一人の売り子さんに向かって、「○○ちゃーん!こっちこっち!」と、手を振っていました。

「あのグループは、あの売り子さんからしか買わない常連さんなんですよ」と、加藤さん。さすが詳しい。

近づいた売り子さんが、「あれー、今日は○○さんはいないんですか?」などと声をかけていました。まるで下町の人情酒場のような和やかなやりとりです。

売り子さんがビールを注ぎはじめると、仲間の一人が「人数少なくてゴメン!その分、オレが飲むから!」と言って、周囲を笑わせていました。

野球場には、アットホームな癒しもありました。

家飲み酒とも日記