AB(アルコール・ブレスト)会議

【AB会議5】AB会議の進め方、教えます!

text by 広瀬敬代/photo by 山出高士 10.16.2014

6回に渡りお送りしたアサヒビールのAB(アルコール・ブレスト)会議。編集部にも「AB会議をやってみたい」という問い合わせを受けている。今回は、AB会議に必要なこと、モノをご紹介しよう。

AB会議はこうすれば、進行もまとめもラクになる!

左から松田 浩明さん、松生 まゆこさん、木原 宰さん、石井力重さん、藤井 恵理さん、仲 祐槻さん(AB会議参加者についての紹介はこちら

石井:カンパネラ編集部には、「AB会議をやってみたい」という読者からの声が届いているそうです。AB会議を実践してきたみなさんから、読者にアドバイスするとすれば、どんな時にどんなことに注意して実践したらよいと思いますか?

仲:AB会議を始めるきっかけとしては、普段の仕事上でテーマがあがった時、さまざまなアイデアが必要になった時に、「まず飲みにいこう!」となるのがいいのかなと思いますね。

木原:そうだね。会議室でじっと考えるよりも、先輩後輩関係なく、とにかく考えたアイデアを出し合えるのがアルコール・ブレストのいいところ。何かプロジェクトが始まる最初にやってみるのが効果的。

仲:ただ、長時間になると酔いが回ってアイデアの整理ができなかったりするから、時間を区切ったほうがいいというのは経験しましたね。

藤井:何分くらいがいいんだろうね?

AB会議の実施時間について話し合う松田さん(左)と仲さん(右)。

仲:ミニマム20分、最長60分でしょうか。

松田:そうだね。AB会議は段取りが重要だったなと思います。ファシリテーターがいて、時間とテーマを区切ってもらい、最長60分かな。

石井:AB会議ではアイデアをメモすることも、とても重要です。せっかく出たいいアイデアも忘れてしまってはもったいないですから。そこで、時間ごと、テーマごとにみんながアイデアを書くペンの色やメモ用紙の色を変えていくと良さそうですね。誰が、どのくらいの時間に、どのテーマで、どんなアイデアを出したのかが分かるようになります。

仲:メモ、重要でしたね!ただ、最後のほうは酔いがまわってきて書き留めることが難しくなっていたので、声を録音するというのもひとつの方法かも。そうすると、次の日の会議の時にまずそれを聞いてから始めると、会話が続きやすいと思う。

AB会議をスムーズに進行するために揃えたいグッズ、そのポイントは?

●便利グッズ
「大きめのポストイット」「強粘着ポストイット」
ビールを飲みながらでもラクに書き込めて、邪魔にならない大きさ。75×100mmぐらいのものがおすすめ。強粘着のものだと、どんな壁でも貼りやすい。

アイデアを書くメモは手のひらくらいのサイズがあるほうが良い。メモはもちろん、イラストを描く際にも便利。

「水性ペイントマーカー」
まちがってテーブルを汚してしまっても水性ペンなら消せるので、お店に迷惑をかけない。メンバーそれぞれ違う色を使ったり、時間ごと、テーマごとに色を変えたりできるように多色揃えると便利。

メンバーそれぞれが使うペンの色を変えて、誰のアイデアかをひとめで分かるように使うといい。

「スケッチブック」
テーマを書き留めておく。テーブルに立てて置けば見やすいし、フリップチャートのようにお題ごとにめくったりできるので進行もスムーズになる。会議室でのまとめブレストの際には、ミシン目で切ったものをスキャナーにかければ資料としてもきちんと残せる。

スケッチブックにタイムスケジュールを書いたり、テーマを書いたりすると、常に意識できるので進行もスムーズになる。

「どこでもシート(SAILOR)」
平たい壁があれば静電気でつけることができるホワイトボードのようなもの。ペンで書いても裏写りせず、はがすのもラク、折りたためてファイルケースに入るので持ち運びも便利だ。テーブルに敷けばテーブルクロスの代わりにもなって、そこにアイデアを書いたポストイットを貼っていけば参加者からも見やすく、盛り上がるきっかけにもなる。

静電気で壁に張り付くシート。ホワイトボードのように直接書いたり紙を貼ったりできる。
壁に貼り付けたどこでもシートに、アイデアメモが貼られていく様子。

「マスキングテープ」
どんな壁でもはることができて、はがすのも簡単。

「携帯用タイマー」
飲みながらだと時間を忘れがちなので、耐久性があって音が出るタイプがおすすめ。

「ICレコーダー」
飲み進むと、アイデアを書くことが面倒になる。そんな時は声で残すのもひとつの方法。