日産自動車は、超小型電動車両のモニター調査を横浜市、東急とともに、東急田園都市線の沿線や同線たまプラーザ駅周辺地区で実施する。快適で省エネ型の街づくりを目指して横浜市が企業と設置した組織「スマートコミュニティ推進部会」メンバーの日産、東急が市と一体になり、国土交通省主体で行い、次世代の郊外まちづくりの検討に生かす。

 モニター調査は、超小型電動車両の導入によって実際のライフスタイルや交通、住民の日常生活にどのような変化を与えるか、を調べることが狙い。子育て層を例に、具体的な姿を浮き彫りにする。2月19日~3月4日の14日間の期間中、子育て世代の一般家庭に超小型電動車両を貸し出して利用してもらう。7世帯を対象に1世帯に1台、計7台を使う。

 調査に使用する超小型電動車両は、日産製の「ニッサン・ニューモビリティー・コンセプト」で、長さ234cm、幅123cm、高さ145cm、重量490kg、定員2人。リチウムイオンを電池搭載して100%電気で駆動し、走行中にCO2を排出しない。最高速度は時速80km。軽自動車よりコンパクトで、車両感覚のつかみやすさと周囲の見通しの良さが特長となる。

 調査地域は狭い道や坂が多く、モニター体験者や地域、有識者でミーティングを開いて移動のあり方に関する議論のきっかけづくりにするとともに、成果を広く発信し、全国のまちづくり事業の計画策定を後押しする。調査開始の2月19日にたまプラーザ駅前でイベント「超小型モビリティこれからのモビリティ社会を先行体験」を開催してアピールする。

(日経BP環境経営フォーラム

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