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我々はソーシャルデザインを頑なに守り続ける

ダン・ローズ副社長にインタビュー

2011年10月18日(火)

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 世界で8億人以上が利用するフェイスブック。国内では月間のアクティブユーザー数が500万人を超え、じわじわとその存在感を示しつつある。IPO(新規株式公開)も噂される中、フェイスブックは自らが描く戦略に対し、日経ビジネスの取材に応じた。

 日経ビジネス10月17日号特集「フェイスブックの描く未来」との連動企画。第2回目はフェイスブックでパートナーシップ&プラットフォームマーケティング部門副社長を務めるダン・ローズ氏だ。

―― フェイスブックが転機を迎えたのは2007年に実施したプラットフォームのオープン化だと認識しています。うまくいった理由をどう分析していますか。

ダン・ローズ
フェイスブック、パートナーシップ&プラットフォームマーケティング部門副社長
2006年よりフェイスブックのプラットフォームマーケティング、パートナーシップマネジメント、M&A責任者を務める。仮想通貨「フェイスブックポイント(海外ではフェイスブッククレジット)」の統括も担当。フェイスブック以前は米アマゾン・ドット・コム勤務。電子書籍端末「キンドル」の開発にも携わった。ハーバード大学卒業、ミシガン大学ビジネススクール卒業(写真:Koichiro Hayashi、以下同)

ローズ:我々が「ソーシャルデザイン」という原則を頑なに守り続けているのが成功の要因だと思っています。

 ソーシャルデザインという言葉は聞き慣れないかもしれません。フェイスブックの写真機能でその例を説明しましょう。

 フェイスブックの写真投稿機能は5年前にできました。当時、エンジニアの数も限られていて、どの機能を実装すべきか慎重になっていました。既に様々な写真投稿サイトはありましたしね。そこで友達をタグ付けする機能を搭載したんです。

 結果から言えば、どの機能よりもタグ付けの機能が重要だったことが後から分かりました。ほんの数カ月で数ある写真サイトの中で一番に躍り出ました。これが我々にとってのインスピレーションになりました。「これが人を中心に考えるということか」とね。

 これがソーシャルデザインです。ソーシャルデザインは中心に人がある考え方です。その周りに体験やコンテンツがある。今ではこうした原則がゲームに生かされています。ソーシャルデザインの原則に沿ってゲームを作っている会社が短期的に高い成長率を示していますね。今後は写真やゲーム以外のカテゴリーにも広がっていくでしょう。

 我々が注目しているのは「メディア」です。音楽、映画、本、テレビ、ニュース…。こういったメディアのコンテンツは共有したいという思いがベースにあります。ソーシャルデザインによって変えていけると信じています。

 米マイクロソフトの検索エンジン「Bing」との連携も「検索のソーシャルデザイン」です(補足:「いいね!」を多数集める検索結果が上位に表示される仕組み)。ソーシャルデザインは検索行為に対しても非常に大きな影響を与える可能性があります。

人々がつながる場として進化するネット

 写真のソーシャルデザイン化は我々のプラットフォームを公開する前でした。その後、我々はこうした革新を促進する側の立場にあります。破壊的なイノベーションが起きる機会はこれまでもこれからもあるでしょうが、私たちがすべて作るのは無理。プラットフォームを提供することで、何十万人もの開発者の人たちが旅行やEC(電子商取引)など様々な分野のソーシャルデザインを進めています。

 フェイスブックの機能を外部のウェブサイトが利用できるプラグインの提供サイト数も250万を超えています。食事に行く時に1人で食べるよりも友達たちと一緒に行った方が、落とすお金も大きくなるし、時間も長くなります。それと同様、ウェブサイトもまたソーシャルデザイン化のメリットが大きくなります。

 登場してから約15年、インターネットは情報にアクセスするための役割を担ってきました。次の15年は人々がつながる場として進化していくと考えています。ウェブは人を中心に再構築されているんです。そのプラットフォームの中心にフェイスブックがある、それが我々が成長している要因です。ただ、これはフェイスブックだけの現象ではありません。グローバルで見た時、成長著しい上位8サイトがソーシャル性を持ったウェブです。

―― 開発者との関係構築が鍵を握りますね。

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「我々はソーシャルデザインを頑なに守り続ける」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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