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「夢は楽天をディズニーにすること」

米リンクシェアCEO、バイ・ドット・コムCEOが語る

  • 佐藤 央明

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2012年3月12日(月)

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 昨年、流通総額1兆円を突破し、大手流通業に比肩する規模になった楽天。円高を背景に次々と海外拠点を作り、その数は今や10の国・地域に及ぶ。危機に直面しても変われない日本の産業界を断ち切って、世界企業を目指す楽天に今、何が起こっているのか。三木谷浩史会長兼社長をはじめ、楽天の各国の経営を担う幹部たちに語ってもらった。(これまでのインタビューはこちら
 アマゾン・ドット・コムのお膝元・米国。楽天はここで2005年にリンクシェア、2010年にバイ・ドット・コムを買収した。楽天の海外拠点として先輩格に当たる2社は「楽天流」をどう植え付けたのか。両社のCEO(最高経営責任者)らに聞いた。

(日経ビジネス2月20日号「楽天の焦燥 三木谷浩史が海外展開を急ぐ理由」も併せてお読みください)

リンクシェアCEO 飯田恭久

 今年2月から、社名を「リンクシェア」から「楽天リンクシェア」に変更しました。楽天がますます国際化していくなかで、楽天というブランドを前面に出しながら各国のサービスを強化していく、という狙いがあります。と同時に、楽天ブランド自体の強化という意図もあります。数年前は「楽天って何の会社?」でしたが、今はB2Bの世界では割と知名度が出てきていますから。もう一つが、社員の士気向上。社員に「楽天というグローバル企業の一員である」という意識を持ってもらいたいという意味も込められています。

 楽天がリンクシェアを買収したのは2005年。当社はインターネット上の広告を請け負うアフィリエイトサービスプロバイダ(ASP)で、楽天にとって最初の大きな海外買収案件でした。

「ただの『売った』『買った』ではいけない」

 ただ買収後の2006~2007年は、ほぼ楽天らしいことはしていなかった。私がリンクシェアに来たのは4年前ですが、そのころは競合もかなり厳しく、客の奪い合いが起きていました。今のようにガバナンスが効いていなかったので、足元が緩かった。合併後も大手に顧客を取られている状況でしたね。

 2008年に私がリンクシェアに来てから、最初にやったことは「楽天流」の導入です。厳しい時期にイチからしっかりと基礎を作ろうと。そうすれば必ず景気が回復すれば大きく伸びるだろうと発破をかけました。

 リーマンショックが起きたのはその後です。2009年に米国経済自体がドーンと落ち込んだ。でも楽天流をその前から着実に浸透させていたため、この2年の業績はV字回復ができました。

 リンクシェアでの経験を通して、楽天も海外のM&Aでやってはいけないことを学んだと思います。それは当社買収後の最初の2年のように、そのまま放置してしまうこと。実験台になった人間としては辛かったですけど、当社での経験や学びを通して、ほかの国でのPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)が早くできるようになってきたと思います。
 
 米国ではM&Aは日々起こっています。ただ「売った、買った」に心が入ってない。もう単なる「お買いもの」なんですよ。私は、楽天はそういうやり方ではいけないと思っています。

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