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日本のビジネスマンのためのカッコイイ「ヒッピー入門」(後編)

  • 鈴木 あかね

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2012年3月16日(金)

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 スティーブ・ジョブズに影響を与え、インターネットの根底にあると言われている「ヒッピー・カルチャー」が、再び注目を集めています。フリーミアムやシェアといった最新のビジネスモデルを、ヒッピー・カルチャーを代表するバンド、グレイトフル・デッドが先取りしていたとする『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』という本も出ました。

 とはいえ、ヒッピーと言えば、長髪にヘアバンド、絞り染めのTシャツなどのファッションしか思い浮かばない人も多いのではないでしょうか。そこで、知っているようでよく知らないヒッピー・カルチャーについて、英米のサブカルチャーと社会の関わりに詳しいライターの鈴木あかね氏に寄稿してもらいました。今回は後編です。

前編から読む)

 一説には、全米でヒッピーを自称する人は40万人程度いたという。とはいえ、ヒッピーのなかでもファッション・ヒッピーからハードコア・ヒッピーまで、信奉度はさまざま。では、いまのビジネスにオルタナティブ・モデルを提供するようになっている人たちはどちらだったかというと、これがもう、正真正銘、ド真ん中のハードコア・ヒッピーたちだったのである。

 そのハードコア・ヒッピーたちこそが、ケン・ケイシー&メリー・プランクスターズ(陽気な仲間たち)。

 中心人物のケン・ケイシーは、ジャック・ニコルソン主演映画『カッコーの巣の上で』の原作を書いた作家兼アーティストだ。24才のときに当時まだ合法だったLSDの人体実験に参加してすっかりハマってしまい、サンフランシスコ郊外の山奥に家を買うと、同好の士10数人と共同生活を始めた。そして自分たちをケン・ケイシー&メリー・プランクスターズと呼んで、LSDパーティをやっては、まったり楽しく遊び暮らした。

 この初期コミューンにいたのが、のちにスティーブ・ジョブズが引用する「Stay Hungry, Stay Foolish」というフレーズで知られる雑誌『ホール・アース・カタログ』の創立者スチュワート・ブランド。そしてグレイトフル・デッドの実質的リーダー、ジェリー・ガルシアとのちに結婚したキャロライン・ガルシア。またここで行われたLSDパーティのハウス・バンドとして、夜な夜な3時間ぶっ続けで演奏して、皆を踊らせていたのがグレイトフル・デッドなのだった。

 メリー・プランクスターズたちはサイケ柄に塗りたくったスクール・バスに乗り込んで、音楽演奏をしてはLSDをばらまくという全米キャラバン・ツアーも行った。

 何やらメチャクチャなイベントだが、デッドの曲“That's It for the Other One”はこのキャラバンを歌ったものだ。デッドのファンによれば、この曲は「むちゃくちゃアシッドで、これぞLSDの効能そのもの!」とのことである。興味があれば、こちらで聴いてみてほしい(サンフランシスコでのライヴ、1967年10月22日)

 ただし、あらかじめお伝えしておくと、一般的に、LSDを口にすると、例のうにょうにょしたミジンコ模様(ペーズリー柄)が目前に広がり、音楽を聴くとカラダが音と一体化して、音楽と一緒に異次元空間に飛ばされていく感覚が味わえる。また瞳孔が開いて、空の雲がパンに見えたり、二次元のものが三次元に見えたりするという、「新鮮な感動」が体験できる(らしい)。

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