• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

2つの大震災を合わせた被害をもたらす巨大地震が襲来する

“震源域”の観測網で予測精度の向上に挑む

  • 家入 龍太

バックナンバー

2012年3月16日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 東日本大震災から1年が経った。マグニチュード9の激震は、「1000年に1度」とも言われる巨大な津波を引き起こし、東北地方の太平洋側を中心に広域にわたって甚大な被害をもたらした。津波による死者と行方不明者は約2万人に上る。

 今後も地震だけでも首都圏直下型地震や東海・東南海・南海の3連動地震といった大規模地震の発生が予想されているほか、洪水や台風、火山の噴火などの自然災害や感染症のパンデミック(世界的大流行)、テロと、社会経済に深刻な影響を及ぼすリスクが日本には山積している。にもかかわらず、震災から時間が経過するとともに、危機意識が薄らぐ傾向が見え始めている。

 今回の連載では、東日本大震災がこの国に突きつけた課題を受けて、防災やリスクマネジメントの専門家に、日本で起こり得る災害のリスク、そして社会や企業、個人の備えはどうあるべきかを聞く。

 今回は、海洋研究開発機構の地震津波・防災研究プロジェクトの金田義行プロジェクトリーダーに、震災後に行った海洋調査で解明が進んだ次の巨大地震の姿や、その被害を減少するために同機構が実施している「減災」の取り組みについて聞いた。

(取材構成は、家入龍太=フリーライター)

 (前回の首都直下型地震が起きれば日本は破綻するから読む)

 海洋研究開発機構では東日本大震災の直後、6500メートルの海底まで潜れる「しんかい6500」や、海底の地形や海底下の地下構造を調査できる「かいれい」といった調査船を使って、太平洋の海底を調べた。

 これら調査船による調査の結果、「北アメリカプレート」という巨大な岩盤(プレート)が東側に動いたことが分かった。海底にあるプレートの先端部は相対的に東南東方向に約50メートル、上方に約7から10メートル移動していた。

 そして日本列島が東の方向に引き伸ばされるようになったため、東北地方の沿岸部が地盤沈下した。地盤が沈下したうえに大きな津波が襲ったことから悪影響が相乗され、津波による被害が拡大した。

東日本大震災では北アメリカプレートが東に移動した(資料:海洋研究開発機構)

コメント2

「次の巨大災害への備えはあるか」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官