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現場軽視で日本企業は弱体化した

2012年4月6日(金)

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遠藤 功(えんどう いさお)氏

早稲田大学ビジネススクール教授、ローランド・ベルガー会長
早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。三菱電機株式会社、米系戦略コンサルティング会社を経て現職。早稲田大学ビジネススクールでは、経営戦略論、オペレーション戦略論を担当し、現場力の実践的研究に携わる。戦略コンサルティング会社であるローランド・ベルガー日本法人の会長として経営コンサルティングにも従事する。著書は『現場力を鍛える』、『見える化』、『ねばちっこい経営』(いずれも東洋経済新報社)、『「IT断食」のすすめ』(共著、日本経済新聞出版社)など多数。
(写真:菅野 勝男)

 「依然として日本の産業は強い。産業の強さを下支えしているのは、日本企業の現場だ」。こう強調するのは、早稲田大学ビジネススクール教授で、ローランド・ベルガー会長も務める遠藤功氏。遠藤氏はコンサルティング活動での知見から、日本企業が持つ強さの源泉である「現場」の重要性を、各所で語ってきた。

 社員同士がつながり、部門同士がつながり、ひとつの目標・目的に向かってチームとして進んでいく。「かつての日本企業は、強いつながりに基づくチームを現場に持っていた。今こそ、この強さを取り戻すべく、現場の『つなぐ化』に着手すべき」と遠藤氏は訴える。

 「つなぐ化」のカギを握るのは経営者。現場を練り歩き、夢を語り、現場の「組織熱量」を上げるべきだと語る。

(聞き手は高下 義弘=編集者/ジャーナリスト)

――昨年3月11日に東日本大震災が発生して、物流網や情報網、人の縁など、さまざまな「つながり」が分断されました。

 現代社会は、交通網や通信インフラなどのつながりによって成り立っています。「3.11」の発生によって、このつながりが分断されてしまいました。それゆえに、私たちの社会を支えている「つながっていること」の重要性や、価値が再認識されたように感じています。

 ひるがえって企業組織を見ても、人、モノ、情報のつながりの重要性は言うまでもありません。普段、仕事をこなしている中ではなかなか意識しませんが、これらのつながりが、健全な企業活動を支えているのです。

現場のつながりを失った日本企業

 特に日本の企業組織は、現場での人と人の強固なつながりによって成り立っているところが大きい。昔から今に至るまで、強い企業は「つなぐ化」された現場を持っています。

――成果主義などの人事評価制度が、現場での社員同士の助け合い精神を弱めたという指摘もあります。

 グローバリゼーションや雇用の多様化など、社会と産業が変化する中で、個の成果にも目を向ける施策は必要だったかもしれません。ただ忘れてはならないのが、仕事の成果は個人とチームのバランスによって成り立っている、ということです。

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「現場軽視で日本企業は弱体化した」の著者

高下 義弘

高下 義弘(たかした・よしひろ)

ライター

1974年生まれ。大学院修了後の1998年に日経BP社に入社。「日経コンピュータ」「ITpro」の記者/編集者として、IT(情報技術)と経営の動向を取材。2011年にフリーランス編集者・ライターとして独立

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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