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時代を変革する男たちの共通項を探る

  • 安田 育生

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2012年4月26日(木)

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 読者の方々には私=M&Aアドバイザーのイメージをお持ちいただいていると思う。しかし、M&Aは企業戦略の一手法にしか過ぎないので、企業経営者とお話する時は、M&Aは二の次にして、企業戦略のお話から始める。

会社の経営者にお会いする時は、「経営者さんとお会いする時はあたかも自分が貴社の経営企画担当役員になったつもりで経営戦略のお話をしてしまいます。差しさわりのあることを言うやつだとお怒りになるかもしれないが、この瞬間だけは我慢して聞いてください」と切り出すことがよくある。

 従って時には失礼な発言をしてしまうことがある。また的外れなことを進言してお叱りを受けることもある。しかし、私が一生懸命ぶつかっていくと、往々にして私の情熱のようなものをくみ取っていただいて心を開いていただくことが多々ある。

 例えば「安田さん、いろいろ弊社のこと考えてくれるのはいいが、ちょっと違うねえ。実はこうなんだよ」と話し始めていただけることがある。そうなればとことん話し合える関係ができる。

 経営者は時には孤独である。直接の部下ではトップに物申すには勇気がいる。経営者のほうも部下に相談するには気が引けることが少なくない。そんな中、外部の人間から「歯に衣を着せぬ物言い」を聞くことが、時には喜んでいただけることになる。通常一流の経営者は度量が大きいので、直言を期待していることが多い。そう信じて「経営企画担当」になったつもりの発言を遠慮なくさせていただいている。

 はじめに経営戦略ありき。わが社のビジネスになるM&Aは副次的にそうした会話の中から誕生する。急がば回れだ。

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 その時代、分野で当然のことと考えられていた認識や思考、社会全体の価値観などが革命的、劇的に変化するパラダイムシフト。このパラダイムシフトがかつてないスピードで起こっている。

 先日、10年後に生き残っている企業を占ってくれ、という要望を週刊誌から受けたのだが、そんなことは不可能だと言い切れるほど、パラダイムシフトは加速化している。

 10年前、つまり2002年に同じ質問をされていたら、おそらく回答できただろう。ただ実際に10年たってみて、2002年当時のヨミは「ハズレ」だったというのが実態だろう。

 例えば国際的には中国。10年前にここまでの急成長を遂げると予想できただろうか? かつての中国は、日本にとっての“下請け的生産地”だったわけだが、今は頭を下げて購買していただく大切なお客さまが多数いる“消費地”という存在である。政治で言うなら、自民党から民主党への政権移譲。その民主党も今はおぼつかない。アメリカでは黒人大統領の登場。

 あらゆる側面でパラダイムシフトが起こっているが、企業社会ではそれがもっと苛烈な形で起こっている。 それだけパラダイムシフトが加速している今、企業社会にも猛烈な変革が必要になる。

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長