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第8回 現職を破り30代で市長になる方法

樋渡啓祐氏(佐賀県・武雄市長)との対談

2012年5月25日(金)

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今回は佐賀県・武雄市の樋渡啓祐市長(@hiwa1118)です。2006年に全国最年少市長として初当選以来、行政の可視化を掲げ、日本で初めて、市役所の公式ホームページのフェイスブック化を実現されました。さらに、TV番組「佐賀のがばいばあちゃん」ロケ誘致や地元特産品ネット通販を開始するなど、今や日本で一番視察研修が多い自治体となった武雄市。その注目の市長にお話をお聞きします。「フェイスブック(市役所)革命」と併せてお読みください。

今では30代市長も普通になってきましたね

樋渡 啓祐(ひわたし けいすけ)
1969年佐賀県武雄市朝日町生まれ。東京大学卒業後、93年総務庁人事局に入庁。内閣府参事官補佐などを歴任。総務省を退職後06年に武雄市長選挙に立候補、当選。当時全国最年少市長。2006年(平成18年)、テレビドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」のロケを誘致。 2007年(平成19年)、関西大学客員教授に就任。2008年(平成20年)、自治体病院の経営形態を巡る対立から市民グループが市長リコールの方針を固めたことに対し、辞職。出直し選挙で再選を果たした。2010年(平成22年)、武雄市民病院を民間移譲。同年、武雄市長に再選(2期目)。そのほか、東北地方太平洋沖地震の発生に伴い「被災者支援課」を設置。同年、市公式ホームページをFacebookに完全移行するなど、新しい試みを続けている。参考:「フェイスブック 市役所革命

金野:日本の首長は、圧倒的にシニアな方が多い。さらに公共セクター出身者(地方議員、公務員、政治家秘書等)も多数です。

樋渡:30代、40代の市長といえば、三重県の松阪市の山中光茂市長、横須賀の吉田雄人市長。山中市長は「子ども手当」はいらないと言っています。一番最初から、こんなに子ども手当がもらえるのなら、他部門に振り向けばこういうことができるというのを、パネルでやっていました。今では常識なのですが、それを最も早くやっていたのが彼でした。

 吉田市長も言うべきことは言っておられます。普通、既存勢力と迎合しようとするところを、あの人は完全市民派だし、基地の問題とかをはっきり言っています。

金野:米軍基地問題ですね

樋渡:市民との共存の在り方にも言及されています。聞いていると、やっぱり世代がまたちょっと違ってきたなと思いましたよね。

金野:お二人とも、30代ですものね。

樋渡:そうです。確かに僕も36歳で市長になった時は、孤立無援だったのです。あの当時、全国最年少市長でした。5、6年前の時点で。

 その当時と今と違います。今では30代市長って普通ですよね?千葉市の熊谷俊人市長とかもそうですし、だからすごく、今やりやすくなっているなと思います。やっぱり最初になるのは、市長は30代がいいですよ。

金野:そうすると、当時、最年少で市長になられて、いろいろ大変な部分があったと思います。当時はどうだったのでしょうか?

樋渡:選挙の1年前の時点では、「どうも現職は出ないぞ」という情報でした。でも、私が「出る」と言ったら、現職も「じゃあ、俺も」と参戦されました。その後、田舎のものすごい選挙戦に突入していきましたが、僕は泡沫候補だったのです。

 あの当時、僕は総務省にいたのでよく分かるんですが、「現職に勝てる確率というのは10分の1以下なんです」。

コメント3件コメント/レビュー

65歳のOBです。2次大戦後大きな変革を避けて一見幸福な時代が続いた。お陰で良くなった事が圧倒的であるが、考え方、しがらみで、問題が限界的に動かし難くなって来た。例えば既得権問題。明治維新の様な革命が必要な時期ではないか。若い人や新しい試みは失敗部分もある。しかし良い方向に、自分の利益でなく社会のための改革はどんどん進めてほしい。応援したい。(2012/05/25)

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「第8回 現職を破り30代で市長になる方法」の著者

金野 索一

金野 索一(こんの・さくいち)

財団法人日本政策学校・代表理事 / 多摩大学経営大学院・客員教授

コロンビア大学大学院国際公共政策大学院修士課程修了。平成維新の会・政策スタッフ、政策学校・一新塾、起業家養成学校アタッカーズ・ビジネススクールの経営、公益財団法人東京コミュニティ財団評議員等を経て現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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65歳のOBです。2次大戦後大きな変革を避けて一見幸福な時代が続いた。お陰で良くなった事が圧倒的であるが、考え方、しがらみで、問題が限界的に動かし難くなって来た。例えば既得権問題。明治維新の様な革命が必要な時期ではないか。若い人や新しい試みは失敗部分もある。しかし良い方向に、自分の利益でなく社会のための改革はどんどん進めてほしい。応援したい。(2012/05/25)

本対談は、政治における現場主義・政治の若返り化・日本の民主主義向上化のひとつの手本として素晴らしいと思います。樋渡啓祐氏に続く、地方政治家が輩出・普遍化することで日本の閉塞感打破につながると期待できます。樋渡市長の更なるご活躍に期待いたします。(2012/05/25)

市長が市民の意見を聞いて,迅速に市政を変えていくことは非常にいいことだ。ただ,それを可能とする権力の基盤は,市民による投票で選ばれたというところにあるはず。その市長が,自分の市以外の住民に迷惑をかけるような政策を掲げることは,明らかに市長権限からの逸脱であり,憲法違反にもなりうるのではないか?大阪市長の政策のせいで,なぜ名古屋市や富山市や広島市の市民が節電を押し付けられなければならないのか?30代の市長が増えることは日本にとって望ましいことだと思うが,自分の権力が誰の信託により与えられたものなのか,冷静に考えることを忘れないようにしてもらいたい。(2012/05/25)

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