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グローバル競争における差別化の源泉は戦略ではない

特別対談 常盤文克(花王元会長)×ドミニク・テュルパン(IMD学長)後編

2012年5月30日(水)

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 「グローバル化」が日本企業の課題として指摘されるようになって久しい。そうした中、外国人トップが誕生したり、社内公用語として英語を採用したりといった動きも出てきているが、依然として外国人の登用などは進まず、課題であり続けている。

 グローバル化にどう取り組めばいいのか。欧州屈指の経営大学院(ビジネススクール)であるスイス・IMDのドミニク・テュルパン学長と元花王会長の常盤文克氏が語り合う。

 前編では、この4月に新著『なぜ、日本企業は「グローバル化」でつまずくのか―世界の先進企業に学ぶリーダー育成法』(日本経済新聞出版社)を出版したテュルパン学長が「日本企業にとってのグローバル化は今がラストチャンスだ」と指摘したのに対して、常盤氏は「日本企業のグローバル化は始まったばかりだ」と述べ、2人の見方は分かれた。

 今回はそうした見解の違いを踏まえつつも、日本企業がグローバル化を進めるための具体的な処方箋を相互に示す。

(構成は、秋山 基=ライター)

前回から読む)

企業がグローバル化を進めていくためには、どのようなリーダーシップが求められますか。

テュルパン:グローバルリーダーには、まずオープンなマインドセット(心構え)が求められます。好奇心が旺盛で、世界から学ぼうとする謙虚さがあり、他国の文化に対する高い共感性(エンパシー)と他者への尊重と思いやり(シンパシー)を持つ。そういう人こそが、グローバルリーダーになっていくことができます。

常盤:物事には必ずプラスとマイナスの面があります。自分が何かを主張する時、必ず反対のことを考えている人がいるということを意識できれば、おのずとオープンマインドになれます。

 ただ、謙虚になるというのは、積極性に欠けることでもあります。特に日本人の場合、もともと謙虚な人は多く、むしろ謙虚になりすぎて、内に閉じこもったり、自分たちだけで物事を解決しようとしてしまったりしがちです。海外で仕事をする時、これは改めねばなりません。

テュルパン:それは、日本が試行錯誤を許さない社会だからではありませんか。米国の文化では、失敗はOKですが、日本では失敗した人は烙印を押されます。

 また、日本企業は、海外で学んできた人を企業が正当に評価しません。海外で経験を積んできた社員も、日本に帰ったら、日本のルールに従って行動しなくてはならないのです。

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