• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「男は手柄をしゃべらない。黙っているものですよ!」

「0点社長」に聞く 第2弾――熊谷組・大田 弘社長

2012年6月12日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

大田弘社長(写真:大高 和康)

 「日経ビジネス」4月30日号「社長の発信力ランキング」で、昨年1年間に1度も調査対象の大手メディアに登場しなかった「0点社長」たち。特集の50ページでは、「大企業なのに『出ない』社長」という一覧表を掲載した。そこに掲載された「0点社長」からの反論を掲載する第2弾。今回は大手ゼネコン・熊谷組の大田弘社長にご登場いただいた。

 弊誌記事を「間違っている」と訴える社長は、「男は黙って、ですよ」「給料がえらい安くたって、誇りがあればいい」という矜恃がある。そのインタビューをすべて掲載する。

(聞き手は鵜飼 秀徳)

今回、日経ビジネスの発行後、広報室長から編集部に苦情の電話をいただきましたが、その経緯をご説明いただけますか。

広報室長:記事中に事実関係と異なる部分がありました。つまり、「発信力が0点社長」が熊谷組社長の大田であると記述し、その後の本文で「そうした0点の企業に取材を申し込んだ」と書いてあるが、わが社は取材依頼を受けた事実はなかったということでお電話したんですよ。

私の名前が出ているから「スゴイなあ」と思った

大田:私も、この記事を読んで「あれ?」と思いました。(日経BP社発行の)日経コンストラクションさんは、ちょくちょく取材があります。今回は、日経ビジネスから取材が入っていたんだけれど、断ったのかな、と思って広報に聞いた。当方の思い違いかと思ったら、「ここしばらく、日経ビジネスから取材は入っていない」という。企画は企画として、私は全く気にしていませんよ。でも、事実だけは確認しておきなさいと広報に言ったんですよ。「仮に、間違いであれば日経ビジネスさんにお知らせしておいた方がいいよ」と。

ずいぶん、お怒りではないかと、私は内心、ビクビクしながらやってきたんですよ。

大田:あっ、そうなの? 全然そんなことないよ。それは気にしないでください。

少し誤解を招いたところもあると思いますので、説明させて頂きます。我々としては、客観的なデータをもとに、昨年1年間、主要メディアに発信してこられなかった上場会社の社長をリストアップし、そこに取材を申し込みました。1300社の中から、複数の会社に対して取材を申し込みましたが、熊谷組を含めて全てには連絡できませんでした。「こうした0点社長に取材を申し込んだ」という記述が、大田社長に誤解を与えてしまったのかもしれません。その点はお詫び申し上げます。

大田:いやいや、私の名前が出ているから、「スゴイなあ」と思ったんだ。「有名だなあ」と。

0点社長1300人を記事に登場させるわけにもいかないので、知名度の高い熊谷組の大田社長の名前を書かせていただいたわけです。

大田:うん、それは間違っていない。私の名前を入れたのは正解だと思いますよ。

お茶でもどうぞ(写真:大高 和康)

コメント26件コメント/レビュー

鵜飼記者の記事を読ませて頂きました。率直にいうと、いくらマスコミとはいえあまりにも上から目線のインタビューなのではないでしょうか?「実際、2011年は大田社長の発信はほとんどなかったのは事実です。出ない理由をお聞かせください。」という発言は、先に記者が、「大田社長に誤解を与えてしまったのかもしれません。その点はお詫び申し上げます。」と仰っていることと矛盾を感じます。「出ない理由を教えてくれ」ではなく「こういう理由があるからでないのでしょうか?」という仮説ぐらいは準備して取材に望むべきです。本来であるから、太田社長のように「あまり公開するつもりがない」意思の方を、その主旨を理解して、その意見を社会に発表した方が良いと判断して記事にするのが、本来の日経さんの役割なんじゃないでしょうか?わたしには、「今まで日経が取材していないが、ビジネス紙に対してゼネコンという悪の部分を解消するためにもっと情報を公開すべきだ」というのは、上から目線の発想で、そのような受け身の取材ばかりしていると、大事なものを見失うような気がします。(2012/06/18)

「インタビュー」のバックナンバー

一覧

「「男は手柄をしゃべらない。黙っているものですよ!」」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

鵜飼記者の記事を読ませて頂きました。率直にいうと、いくらマスコミとはいえあまりにも上から目線のインタビューなのではないでしょうか?「実際、2011年は大田社長の発信はほとんどなかったのは事実です。出ない理由をお聞かせください。」という発言は、先に記者が、「大田社長に誤解を与えてしまったのかもしれません。その点はお詫び申し上げます。」と仰っていることと矛盾を感じます。「出ない理由を教えてくれ」ではなく「こういう理由があるからでないのでしょうか?」という仮説ぐらいは準備して取材に望むべきです。本来であるから、太田社長のように「あまり公開するつもりがない」意思の方を、その主旨を理解して、その意見を社会に発表した方が良いと判断して記事にするのが、本来の日経さんの役割なんじゃないでしょうか?わたしには、「今まで日経が取材していないが、ビジネス紙に対してゼネコンという悪の部分を解消するためにもっと情報を公開すべきだ」というのは、上から目線の発想で、そのような受け身の取材ばかりしていると、大事なものを見失うような気がします。(2012/06/18)

大変気持ちの良い記事でした。マスメディアと社会を支える大企業の良い関係のあり方を見た思いです。日本国の将来へ渉ってのグランドデザインの一端を手がけているという矜持を感じました。また、それを真摯に伝えたいというマスメディアの使命感も感じました。そして、その事実、歴史を、ドラマを、日本の夢を、もっと確かに伝えて欲しいと思います。日本は大変な大惨事を経験しましたが、また日本人としての誇りも様々な場面で見ることが出来ました。それを見て何度涙したことか。少し自信を取り戻しました。私たち日本人、特に若い人たち、子供たちが自分自身と日本に誇りと夢を持って生きていくためにもどうかもっと伝えて下さい。語って下さい。今政治や官僚が力不足だからこそ、そして大手のゼネコンだからこそ、その事実、歴史を、ドラマを、日本の夢を、伝えることが出来るのだと思います。手柄話ではありません。マスメディアも一般的な興味を惹く些細な醜聞を追いかけるだけでなく、ゼネコンの方々が考えられている事を、成している事をすばらしい言葉にして伝えて下さい。よろしくお願いします。(2012/06/17)

コーポレートコミュニケーションだか何だか知らないけど、会社の手柄を大げさに語る向きにはうんざり。大田社長の言うように、世界一を競ったり誇ったりする前に、大事な「基本」があるはず。(2012/06/16)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面白い取り組みをしている会社と評判になれば、入社希望者が増える。その結果、技能伝承もできるはずだ。

山崎 悦次 山崎金属工業社長