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「男は手柄をしゃべらない。黙っているものですよ!」

「0点社長」に聞く 第2弾――熊谷組・大田 弘社長

2012年6月12日(火)

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大田弘社長(写真:大高 和康)

 「日経ビジネス」4月30日号「社長の発信力ランキング」で、昨年1年間に1度も調査対象の大手メディアに登場しなかった「0点社長」たち。特集の50ページでは、「大企業なのに『出ない』社長」という一覧表を掲載した。そこに掲載された「0点社長」からの反論を掲載する第2弾。今回は大手ゼネコン・熊谷組の大田弘社長にご登場いただいた。

 弊誌記事を「間違っている」と訴える社長は、「男は黙って、ですよ」「給料がえらい安くたって、誇りがあればいい」という矜恃がある。そのインタビューをすべて掲載する。

(聞き手は鵜飼 秀徳)

今回、日経ビジネスの発行後、広報室長から編集部に苦情の電話をいただきましたが、その経緯をご説明いただけますか。

広報室長:記事中に事実関係と異なる部分がありました。つまり、「発信力が0点社長」が熊谷組社長の大田であると記述し、その後の本文で「そうした0点の企業に取材を申し込んだ」と書いてあるが、わが社は取材依頼を受けた事実はなかったということでお電話したんですよ。

私の名前が出ているから「スゴイなあ」と思った

大田:私も、この記事を読んで「あれ?」と思いました。(日経BP社発行の)日経コンストラクションさんは、ちょくちょく取材があります。今回は、日経ビジネスから取材が入っていたんだけれど、断ったのかな、と思って広報に聞いた。当方の思い違いかと思ったら、「ここしばらく、日経ビジネスから取材は入っていない」という。企画は企画として、私は全く気にしていませんよ。でも、事実だけは確認しておきなさいと広報に言ったんですよ。「仮に、間違いであれば日経ビジネスさんにお知らせしておいた方がいいよ」と。

ずいぶん、お怒りではないかと、私は内心、ビクビクしながらやってきたんですよ。

大田:あっ、そうなの? 全然そんなことないよ。それは気にしないでください。

少し誤解を招いたところもあると思いますので、説明させて頂きます。我々としては、客観的なデータをもとに、昨年1年間、主要メディアに発信してこられなかった上場会社の社長をリストアップし、そこに取材を申し込みました。1300社の中から、複数の会社に対して取材を申し込みましたが、熊谷組を含めて全てには連絡できませんでした。「こうした0点社長に取材を申し込んだ」という記述が、大田社長に誤解を与えてしまったのかもしれません。その点はお詫び申し上げます。

大田:いやいや、私の名前が出ているから、「スゴイなあ」と思ったんだ。「有名だなあ」と。

0点社長1300人を記事に登場させるわけにもいかないので、知名度の高い熊谷組の大田社長の名前を書かせていただいたわけです。

大田:うん、それは間違っていない。私の名前を入れたのは正解だと思いますよ。

お茶でもどうぞ(写真:大高 和康)

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「「男は手柄をしゃべらない。黙っているものですよ!」」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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