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スタジオアリス、「6月に七五三」で最高益

少子化なのに、子供専用写真館で成長する理由

  • 佐藤 央明

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2012年6月14日(木)

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 前期に最高益を叩き出した企業の3社に2社は、国内売上高比率90%以上の「内需型企業」だった――。人口減やデフレに苦しむ日本。企業の中には、新興国に進出して成長機会を探るところも多い。だが、国内を主戦場にしながら、しっかりと稼ぐしたたかな企業もたくさんある。

 少子高齢化という完全な向かい風の中で最高益を達成したのがスタジオアリスだ。0~7歳までの子供をターゲットにする子供専門の写真館で、商業施設などに店を構える。2011年12月期の売上高は前の期比3.9%増の341億円、営業利益59億円(同23.3%増)、経常利益59億円(同25.9%増)、純利益27億円(同122.3%増)と、すべての項目で過去最高を達成した。

 同社の川村廣明社長はメディアへの露出が少なく、2009年の社長就任以降、取材に応じたのは今回で2回目だという。逆風下でも稼ぎ続ける同社の強さを語ってもらった。

(日経ビジネス6月11日号「今こそ日本で稼ぐ 最高益の3社に2社は“内弁慶”」も併せてお読みください)

 前期(2011年12月期)の一番の増収要因は「七五三撮影の前倒し」です。スタジオアリスが創業した当初は、七五三の撮影が全体の7割を占めていて、売り上げは下期に集中していた。年間の黒字は10~11月だけでした。

 11月の需要期に、いくらお客さんに来ていただいても、1日20組とかであとは断るしかない。七五三の需要をいかにその他の月に平準化するか。これが創業以来の課題でした。そこで数年前から、七五三を前倒しさせるための施策に本腰を入れ始めました。

0~7歳を対象に、子供専用の写真館を運営するスタジオアリス

「子供が5人いるけど、写真はだんだん減っている」

 神社へのお参りの際に、着物のレンタルとセットで申し込む人は、全体の3分の1を超えています。早く撮影してもらえれば、貸衣装のレンタル料をそれだけ安くするという戦略にトライしました。具体的には5~6月3000円、7月5000円、8月6000円、9月7000円、といった具合です(11月15日を除く平日にお参りをする場合の貸衣装代)。

 この施策によって昨年から、11月の最需要期以外にも、6月にもうひとつの七五三撮影のピークが生まれたんです。この効果で、ようやく年間で8カ月を黒字にするところまで来ました。

 既存店売上高も伸びてはいますが、客単価は減少している。ここも大きな課題です。といいますのは、1人目の子供は写真が多いんですよね。初めてのお子さんは興奮されますし、2万円でも払っていただける。私も子供が5人いますけどだんだん減ってますから(笑)。新規よりもリピーターの方が売上高は減る。リピート率が上がれば、客単価が下がる。例外なくそういうデータになっています。

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