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エンジニアが“モノ作りカフェ”を経営する理由

2012年7月27日(金)

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 その一方で、「工房を作りたい」という思いをずっと持っていました。単に自分で使う工房ではなく、さまざまな分野の人とノウハウや情報交換ができる場所、という感じの空間です。雰囲気としては、大学のサークルの部室に近いかもしれません。

 結果的にいろいろな要素が組み合わさって、人が集まるカフェでもあり、モノ作りの設備もある今のFPGA-CAFEに至ったという感じです。

 以前、研究でお世話になった人に、このような自分の構想を打ち明けたのですが、その人が借りている部屋を使ってもいいよ、と言われたのです。その人はDIYが好きな人で、2人で一緒に部屋を改装を始めました。1年半くらいかけて今のようなカフェの格好に仕上げました。

このカフェはFabLab(ファブラボ)としても運営していますよね。FabLabとしての看板を掲げるようになった経緯を教えてください。

 このカフェを計画していた2009年くらいに、MITのニール・ガーシェンフェルド教授が書いた『ものづくり革命――パーソナル・ファブリケーションの夜明け』(出版はソフトバンククリエイティブ)という書籍を見つけて読んでみたところ、「自分がやりたい方向性とよく似ているな」と感じました。

 パーソナルファブリケーションは、大型計算機の役割がパソコンに取って変わられたことをなぞった言葉です。主にラピッドプロトタイピング技術※など、最近進化してきたモノ作りの技術を活用して、自分が欲しいモノを自分で作ることを指しています。私もこのような時代が来ると感じていましたし、その時代を作っていけたらいいなと思っていました。

※3次元CADなどのコンピュータソフトウエアを使って、製品の3次元試作品を簡易に作る技術のこと

 ガーシェンフェルド教授に話を聞きたいと思って、メールを出そうかと考えていたところ、MITで実際に教授の授業を受けた田中浩也先生(慶應義塾大学准教授・ファブラボジャパン発起人)から、カフェを見学したいと連絡があったのです※。

※田中氏は著書『FabLife――デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」』(発行はオライリー・ジャパン)でFabLabについて解説している。

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「エンジニアが“モノ作りカフェ”を経営する理由」の著者

高下 義弘

高下 義弘(たかした・よしひろ)

ライター

1974年生まれ。大学院修了後の1998年に日経BP社に入社。「日経コンピュータ」「ITpro」の記者/編集者として、IT(情報技術)と経営の動向を取材。2011年にフリーランス編集者・ライターとして独立

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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